パイレーツアップデートは、2012年8年に初めて実施され、2014年10月に2回目の更新が行われたGoogleアップデートの1つです。
HPやWEBコンテンツを作成するという方は、パイレーツアップデートや著作権保護に関する十分な知識が必要不可欠となります。
今回は、パイレーツアップデートとは何なのか、SEOへの影響、Googleによる著作権侵害の対応についても詳しく紹介しますので、ぜひご覧ください。
目次
パイレーツアップデートとは?SEOへの影響は?
パイレーツアップデートとは、デジタルミレニアム法案(DMCA)に抵触する、著作権侵害と見なされるWEBサイトの検索結果を自動的に下げるために実施されたGoogleのアルゴリズムとなります。
よく「海賊版DVD」といった言葉を耳にしますが、海賊(Pirates)には、著作権侵害者という意味が含まれます。
近年、他人の写真・テキスト・動画といった様々なコンテンツをあたかも自分のモノのように扱い、無断でHPやWEBコンテツに使用している悪質なサイト運営者が跡を絶ちません。
そのような悪質なサイト運営者への措置として、GoogleはパイレーツアップデートというSEOに関するアルゴリズムを導入し、該当するサイトの検索順位を下げて表示させないように対策を行いました。
SEOに関連が深いGoogleアップデートの歴史は以下の記事で詳しくご紹介しておりますので、ぜひ合わせてご覧ください。
▶SEOに影響したGoogleアルゴリズムアップデートの歴史と種類
他人事じゃない!著作権侵害は犯罪です。
特にインターネットを通して、あらゆるものにすぐにアクセスできる社会になった今、著作権侵害はもはや他人事ではありません。
ネット上や現実世界問わず、全ての創作物には著作権があり、それらを無断で使用することは犯罪行為と見なされ場合によっては、法的措置が取られることもあります。
中には著作権侵害と知っていながら、あえて無断で動画や写真などをネット上にアップしている悪質な人々もいますが、「著作権保護法」など法律に疎い方が知らぬ間に著作権侵害を行っているというケースも決して珍しくはありません。
もはや著作権侵害は、他人事ではなく「知らなかった」では済まされないのです。
そのため、特にHP作成やWEBコンテンツ作成に従事する方は、SEOも含め細心の注意を払う必要があるでしょう。
パイレーツアップデートが適用される具体例
パイレーツアップデートが適用される具体例として、主に次の3つが挙げられます。
①無断で他者の動画や音楽を配信している
②他サイトからコピペしたテキストを使用している
③他サイトの画像を無断で使用する
例え、自分に心当たりがなくても、複数人と共同でコンテンツ作成を行っている場合に、1人でも著作権侵害を行えばそのサイト自体が不正なサイトとして見なされ、パイレーツアップデートが適用された後に順位が下がるといった悪影響が出るケースもあります。
Googleによる著作権侵害の対応
ここまでパイレーツアップデートとはどのようなものなのか、またSEOにどのような影響があるのか理解して頂けたかと思います。
では、Googleは著作権侵害に対してどのような対応を取っているのでしょうか?
ここではGoogleのパイレーツアップデートが著作権侵害者に対して、どのように対応するのか具体的に見ていきましょう。
その①:コンテンツ等の削除リクエストを受け付ける
パイレーツアップデートはGoogleのアルゴリズムですが、Googleが直接的に著作権侵害の恐れがあるサイトを検知するわけではありません。
Googleは、以前からDMCA(Digital Millennium Copyright Act)、デジタルミレニアム著作権法に基づき合理的な対応をしています。
Googleには著作権侵害の申立てを行うフォームが設置されており、自分の創作物等を無断で使用されるなどした場合に、そのフォームに悪質コンテンツの削除リクエストを送ることができます。
とは言っても、早急にパイレーツアップデートのアルゴリズムが機能するわけではなく、相手側にも言い分があるため場合によって異議申し立てを行い、削除リクエストを送信した側に通知が送られます。
その②:著作権侵害者へ警告及び削除依頼を送る
その後、著作権を侵害したという証拠を送信し、審議が通れば相手側に警告及び悪質サイトの削除要請が行われます。
そして改善が見られず複数の削除リクエストがある場合には、パイレーツアップデートが適用されます。
場合によっては民事訴訟になることもあり、その場合には司法の判決によって法的措置が取られるケースもあるでしょう。
一方で、著作権を侵害したという十分な証拠が認められない場合には、Googleはそのサイトの復元を行います。
ここまでがGoogleによる著作権侵害への対応の流れとなります。
パイレーツアップデートによるSEOの悪影響を受けないための対策は?
パイレーツアップデートが実際に適用されると、検索順位が落とされSEOに悪影響が出るだけでなく、場合によっては法的措置を取られることになります。
このような自体を避ける対策は、非常に単純で「著作権侵害をしない」ということです。
WEBサイト作成やインターネット関連事業に従事している方は、画像・動画・音楽といったWEBコンテンツに関わる事が多いため、意図せずに著作権侵害をしてしまうという場合もあります。
それらを未然に防ぐためにもWEBコンテンツの扱いには十分に中止しつつ、著作権に関する法律やGoogleのヘルプページにあるLegalヘルプの「著作権とは」というページを熟読しましょう。
パイレーツアップデートを逆手にとった悪質行為にはご注意を
正常にWEBコンテンツの運営をしていたとしても、思わぬ被害に遭う可能性もあります。
自分のサイトの上位表示を狙うために、パイレーツアップデートというアルゴリズムを逆手に取り優良な競合サイトを蹴落してSEO効果を得ようとする悪質な人が存在します。
このようなケースに関しては事前の対策が困難となりますが、先程も述べたように削除リクエストの通知を受けても異議申し立てをする機会が設けられているため、その点も含めてGoogle側にしっかりと報告しましょう。
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パイレーツアップデートとは?SEOの影響は?|まとめ
今回はパイレーツアップデートに関して、パイレーツアップデートとは何なのか、SEOの影響、Googleによる著作権侵害の対応などについて詳しく紹介しました。
普段から著作権に関してしっかり理解し、通常にサイト運営を行っている場合には、パイレーツアップデートのアルゴリズムに関してそれほど気にする必要はありません。
しかし、場合によっては知らぬ間に著作権侵害をしていたり悪質なサイトと見なされてしまうこともあるため、それらの点については細心の注意を払う必要があるでしょう。
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