ドメインとは、わかりやすく言うとインターネットの「住所」です。
新たにサイトを作るにあたって、必要になるのがドメインとなりますが、ドメインには新規ドメインと中古ドメインの2種類があります。
簡単に言うと過去に使用されていたドメインは中古ドメイン、新しく発行されたドメインは新規ドメインと呼ばれています。
そこで今回は、中古ドメインとは何か・新規ドメインとの違い・中古ドメインのメリット・中古ドメインの注意点について紹介していきます。
これからWEBサイトを開設しようと検討している方や、どちらのドメインを利用するか迷っているという方は、ぜひご覧ください。
目次
中古ドメインとは
中古ドメインとは、過去に第三者によって取得・運営されていたドメインのことで、オールドドメインとも呼ばれます。
WEBサイトを開設するにはドメインの取得が必須となりますが、継続的にそのドメインを使用するには、月単位もしくは年単位で更新料を払う必要があります。
既にサービスが終了したサイトのドメインを運営・更新をしない場合、ドメインを新たなサイト運営者へ売却することで過去の運用歴ごと引き継ぐことができます。
このように、過去に第三者が使用していたドメインを新たなサイト運営者に引き継がれたものを中古ドメインと言います。
中古ドメインの使用は問題ない?
中古ドメインの利用について「中古ドメインを利用することは禁止されている」、中古ドメインでSEO効果を見込むことについて「Googleが快く思っていない」というような憶測が飛び交っています。
しかし、Googleが中古ドメインの使用を完全的に禁止しているという事実はなく、それに準ずる規則というものも存在しません。
過去にスパムなどの不正を行ったり、低品質なページを公開していたりする中古ドメインについては、サイト運営やSEO対策をする際に悪影響を受ける恐れがありますが、中古ドメインの使用自体においては問題ないと言えるでしょう。
▶安全な中古ドメインを選ぼう!中古ドメインの選び方の基準を紹介!
中古ドメインと新規ドメインとの違い
冒頭で説明しましたが、中古ドメインは過去に第三者によって運営さていたドメインで、新たな運営者へ渡る際は運用歴をそのまま引き継がれます。
一方で新規ドメインは新しく発行されたドメインのことを言い、運用歴がない真っ白な状態です。
中古ドメインと新規ドメインの大きな違いとして、中古ドメインは過去の運用歴による検索エンジンの評価が残っているため、評価までの時間が比較的早いです。
新規ドメインは、ゼロからのスタートとなるため、評価を受けるまである程度の時間がかかると言えるでしょう。
そのため新規ドメインは、主に新規サービスやプロジェクトを立ち上げて長期的にブランド認知を獲得し、ポジションを確立する際に使われます。
中古ドメインと新規ドメインの費用は?
ドメインの購入費用について、中古ドメインは検索エンジンの評価や品質などの価値に比例するため、新規ドメインより高額になる傾向があります。
新規ドメインは年間数千円から運用できるのに対し、中古ドメインは数十万になるケースも見られます。
そのため新しくWEBサイトを開設する際は、新規ドメインでゼロからサイトを育てる時間や手間に費用をかけるのか、検索エンジンから高い評価を得ている良質な中古ドメインに費用をかけるのかを検討する必要があるでしょう。
SEOには中古ドメインがおすすめ?そのメリットとは
ここまで中古ドメインとは何か、新規ドメインとの違いについて説明しました。
それではなぜ、中古ドメインを利用しようとするユーザーがいるのでしょうか?
中古ドメインのSEO効果や新規ドメインとの比較も含めてそのメリットについて紹介します。
メリットその①:インデックスされるスピードが早い
新規ドメインで新たにWEBサイトを開設した場合、そのサイトがGoogleのクローラーによってインデックスされるには、1ヶ月〜3ヶ月ほどの時間を要します。
一方で、中古ドメインの場合は既に存在していたサイトであるため、検索エンジン内に記憶されていることからインデックスされるスピードが早いです。
インデックスされる時間が短縮すれば、検索順位の結果から改善までの時間的コスト節約され、効率的にWEBサイトを運営することができます。
このようにインデックスされるスピードが早いということは、ユーザーに見つけられやすくなり、効率的な集客や成果の獲得につながるでしょう。
メリットその②:ドメインパワーで上位表示を狙いやすい
過去に良質なWEBコンテンツを展開していたサイトの中古ドメインには、「ドメインパワー」というものが残っています。
ドメインパワーとは、Googleからの評価が高いドメインを意味し、直接的に上位表示に大きな影響を与えます。
そのため、ドメインパワーの高い中古ドメインを見つけ、そのドメインを使用して新たなWEBサイトを運営すれば、上位表示が狙いやすいというメリットがあります。
メリットその③:被リンクを引き継げる
被リンクとは、外部のサイトから設置されたリンクのことを言い、被リンクを保有している場合があることが中古ドメインの特徴となります。
中古ドメインには、複数のサイトから被リンクを引き継いでいるものもあるため、良質な中古ドメインの場合、非常に効果的なSEO対策ができると言えます。
中には、SNSからの被リンクや権威性・専門性あるサイトからの被リンクを持つ価値の高い中古ドメインもあるため、SEO効果を最大限に引き出すポイントとなるでしょう。
中古ドメインを使用する際の注意点
上記の3点が、中古ドメインを利用する主なメリットとなります。
しかし、すべての中古ドメインにおいて同じようなメリットが見込めるというわけでは無く、低品質な中古ドメインを利用すれば、逆にデメリットとなる恐れもあります。
ここでは、中古ドメインを使用する際の注意点についても見ていきましょう。
注意点その①:中古ドメインを使用する前の精査が必要
過去にGoogleからペナルティを受けたことがあるサイトのドメイン、もしくはドメインパワーが低いサイトのドメインを、中古ドメインとして再び使用すると過去の情報も引き継ぐことになるため、SEO対策を行ったとしても効果が出ず、検索順位の低下を引き起こす恐れがあります。
そのため、Internet Archiveという団体が運営する、過去のWEBアーカイブを無料で閲覧できる「WayBack Machine」を使って、過去にどのように運用していたドメインなのか調査してみると良いでしょう。
このように中古ドメインを使用する場合には、以前のWEBサイトの評価や状態についてしっかりと精査した上で使用を検討しましょう。
Wayback Machine:https://archive.org/
▶Googleペナルティを受けないためには?種類や対処方法まで解説!
注意点その②:新規ドメインよりも高額になることも
ドメインパワーが高く品質がいい中古ドメインは、新規ドメインよりも高額になる傾向があります。
特に中古ドメイン販売の専門業者など、各業者によって既に精査されその品質や評価が保証されていることから、新規ドメインよりも効率的にSEO効果を見込め、高額となるでしょう。
新規ドメインが約1000〜3000円程度で使用開始できるのに対し、高品質な中古ドメインの場合は、数千円から数十万円の値段になることがあります。
価格の低い中古ドメインもたくさん出回っていますが、価値や質、時間的コストにおいて納得できる中古ドメインを選ぶ必要があるでしょう。
中古ドメインのSEO効果とメリットについて|まとめ
いかがでしたでしょうか。
中古ドメインは、Googleなど検索エンジンによる規制は特にないため、使用するリスクを回避するには、品質が保証されている中古ドメインを選ぶことが重要となります。
高品質な中古ドメインを選択することで、新規ドメインよりも早くSEO効果が見込めるでしょう。
しかし、すべての中古ドメインにおいて、そのようなメリットを見込めるわけではないため、しっかりと精査を行った上で、中古ドメインの利用を検討しましょう。
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