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サイトが盗まれた時のために知っておくべきDMCAと削除申請方法

今回は、インターネット上のコンテンツを保護するための法律、DMCAについてご説明いたします。
著作権侵害された場合の削除申請の方法や手順についても詳しくまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

インターネット上において、あらゆることに気軽にアクセスできる今、著作権に関するトラブルは非常に深刻な問題となっています。

「私には関係ない」と思っていても、知らない内に著作権を侵害していたり、逆にあなたの著作物が誰かによって乱用されたりすることがあります。

そこで、必ず知っておくべきDMCAについて・WEBサイトやコンテンツが盗用された際の削除申請方法について詳しく解説していきます。

DMCAとは?

スマホ

DMCAとは、デジタルミレニアム著作権法 「Digital Millennium Copyright Act」の頭文字を取った略称で、主にインターネット上にある画像や動画、WEBサイト、その他デジタルコンテンツを保護するための法律です。

DMCAはアメリカの法律で原則として日本には適応されませんが、アメリカに法人があるGoogleなどの企業が展開するサービス上では、DMCAの適応範囲内となり、著作権が侵害されDMCAに抵触する内容であると認められれば、違反の対象となります。

▶YouTubeの著作権はどこまでがセーフ?どこからがアウト?

DMCA制定されるまでの著作権侵害問題

DMCAが制定される以前は、インターネット上において動画や写真、その他デジタルコンテンツが無断で第三者に使用されたり盗まれた場合、サイトの運営者に直接連絡し、削除要請し対応してもらう必要がありました。

インターネット上におけるコピーサイト・コンテンツの台頭が深刻な問題となり、2000年10月にデジタルコンテンツに関する著作権保護の基準となるDMCAという連邦法が、アメリカで誕生しました。

DMCAに基づきGoogleにおいても、コピーサイト・コンテンツの削除依頼を受け付けるようになったのです。

日本でも著作物を守る法律が誕生

アメリカで施行されたDMCA法を受け、日本国内においても2002年5月、デジタルコンテンツを盗用や著作権侵害から守るための法律「プロバイダー責任制限法」が制定されました。

プロバイダー責任制限法によって、盗用された、もしくは盗用された可能性のあるコンテンツの削除依頼や、犯人の情報開示をプロバイダー側に申請できるようになったのです。

デジタルコンテンツが盗まれた際の削除申請方法

網

実際、デジタルコンテンツが盗まれた、あるいは盗まれた可能性がある場合に、どのような方法で削除申請をすればいいのでしょうか。

ここでは、Googleにおいてデジタルコンテンツの削除申請について説明していきます。

ステップ①:Google Search Consoleに個人情報を記入

著作権侵害による削除フォーム

削除申請をする際の最初のステップとして、Googleが提供する無料解析ツール、Google Search Consoleにログインし、「著作権侵害による削除」のフォームに、氏名・会社名・メールアドレス・お住まいの地域を入力します。

※申請を行うには、Googleアカウントでログインする必要があり、自身のアカウントがない場合は作成しましょう。

著作権侵害による削除:https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?pli=1&hl=ja

ステップ②:盗まれたサイトのURLや内容を明記する

個人情報の入力が完了すれば、盗用されている、もしくは盗用された可能性のあるデジタルコンテンツの内容や箇所を詳しく記載します。

記入項目は、「著作物を特定する情報とその著作物の説明」「当該著作物が許可を受けて搭載されている場所」「権利を侵害している著作物の場所」
の3箇所となります。

著作物を特定する情報とその著作物の説明

著作権侵害による削除フォーム

この項目では、盗用の可能性のある著作物が具体的にどのようなものなのか、その種類や内容について入力します。

もし、記入内容があまりにも不明瞭の場合には、削除申請ができない場合もあるため、しっかりと内容確認を行い記入しましょう。

当該著作物が許可を受けて掲載されている場所

著作権侵害による削除フォーム

この項目では、盗用された可能性のある著作物を見つけた場所、もしくは実際に使われているサイトのURLを入力します。

この箇所は、削除を申請されたページにその著作物が存在するのかを確認するために使用されます。

権利を侵害している著作物の場所

著作権侵害による削除フォーム

この項目には、権利を侵害している削除したいコンテンツのページURLを入力します。

複数のコンテンツが著作権侵害に該当する場合は、下部にある「新しいグループを追加」のリンクをクリックし、URLを入力する必要があります。

ステップ③:宣誓供述書

著作権侵害による削除フォーム

盗まれたサイトのURLや内容について入力した後、記載事項に誤りや虚偽の情報がないかを確認しましょう。

その後、「宣誓供述書」という項目に記載内容の確認ボタンへのチェックと署名を行います。

以上で削除申請は完了となり、おおよそ数時間から数日すれば「著作権侵害による削除」のダッシュボードが届きます。

DMCA申請の悪用について

PC

デジタルコンテンツの盗用に関しては事前の対策が難しいため、実際に盗用された後にどれほど迅速に行動するかが何より大切になります。

しかし、著作物を守るためのDMCAの削除申請の仕組みが悪用されるケースも多発しています。

例えば、競合他社が運営するサイトのコンテンツが自社にとって都合の悪い内容であった場合、そのコンテンツを第三者の目に触れさせないために、著作権侵害をしたと偽ってGoogleに削除を申請するケースが起きています。

これはDMCAの悪用であり、決して行ってはいけないことであるため、対象となったコンテンツを作成したサイトは事後に「異議申し立て」を行いましょう。

こちらのページから「Google からコンテンツを削除する」異議の申し立てを行うことができます。

このようにDMCAを悪用するケースもあることから情報発信する際においては、最新の注意を払う必要があるでしょう。

▶WEBコンサルティングとは?おすすめ会社18選の特徴・実績も紹介

DMCAや著作権侵害の申請方法について|まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、DMCAとは何か・どのような法律なのか・DMCAによる削除申請の方法について紹介しました。

デジタルコンテンツは、誰でも気軽にアクセスができるというメリットがありますが、インターネット上において、著作権侵害に関するコピーサイト・コンテンツは氾濫していると言えます。

万が一、あなたの創作物が第三者によって盗用されてしまった場合は、その後の対処方法や削除申請について予め知っておく必要があります。

デジタルコンテンツは利便性が高いものとなりますが、著作権の問題といった注意するべき点がたくさんあるため、それらを実際に扱う際には、日頃から細心の注意を払うことを心がけましょう。

 

この記事を書いた人

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