中古ドメインは、新規ドメインに比べて比較的SEO効果を見込みやすいという特徴がありますが、中古ドメインであれば何でも良いというわけではありません。
中古ドメインを活用しSEO効果を見込むためには、用途や目的に合ったものを選ぶ必要があります。
そこで、「どのように選べばいいの?」という方のために中古ドメインの選び方の基準・おすすめのツールについて紹介します!
目次
中古ドメインとは
中古ドメインとは、企業や個人によって以前使われていたドメインを意味します。
通常、WEBサイトを立ち上げる際にはサーバーとドメインの取得が必要となりますが、大抵の場合、新規でドメインを取得します。
WEBサイトの運営やサービスが終了し、ドメインの更新を行わなかった場合、そのドメインは期限切れとなり誰でも使用することができます。
更新されずに期限切れとなったドメインが、一定の保留期間を置いた後、第三者が取得したものを中古ドメインと言います。
中古ドメインのメリットについて
中古ドメインを使って運営することには、新規ドメインを比較した時にいくつかのメリットがあります。
中古ドメインを利用するメリットとして、インデックスされるスピードが早いということが挙げられます。
新規ドメインの場合、Googleのクローラーにインデックスされるには最低でも1〜3ヶ月ほどを要しますが、中古ドメインの場合は、以前使用されていたドメインであるためインデックスされやすく、上位表示にも影響を与えます。
さらにドメインパワーを引き継げるというメリットが挙げられます。
ドメインパワーとは、簡単に言うとGoogleなど検索エンジンによる評価を意味し、その評価はSEOにも直接的に影響を与えます。
つまり、ドメインパワーの強い中古ドメインを使用すれば、上位表示されやすいというメリットがあると言えるでしょう。
中古ドメインについて詳しい内容が知りたいという方は、こちらをご覧ください。
中古ドメインの選び方の基準やおすすめのツール
中古ドメインを選ぶ際は、サイト運営の用途・目的に合ったものを選ぶ必要があります。
ここでは、サテライトサイトとメインサイトの2つのサイトを運用する場合について見ていきましょう。
選び方①:サテライトサイトの場合
中古ドメインが利用される用途や目的として、最も多いのがサテライトサイトの運営です。(外部リンクをメインに対策を行なうSEO業者が大量に購入するケースがあります。)
サテライトサイトの場合、内容ももちろん重要ですが、それ以上にページ数やドメインの本数など「数」が重要になるため、比較的低額な中古ドメインが選ばれることが多いようです。
中古ドメインを選ぶ際は、以下のような基準を考慮して選びましょう。
・被リンクの品質が高く、リンク数が分散されていないドメイン
・Googleから警告やペナルティを受けていない中古ドメイン
・読み解けない文字列・数字が羅列していない中古ドメイン
・中国語やロシア語から被リンクを受けていない中古ドメイン
・スパムサイト・価値の低いサイトの運営歴がない中古ドメイン
・ドメインの運用歴が3~10年以内の中古ドメイン
※ただし、弊社メディアエクシードでは上位表示目的での不正な外部対策を推奨しておりません。
選び方②:メインサイト運営の場合
企業のホームページといったメインサイトを運営する際、ドメインパワーの高さが中古ドメインを選ぶ際の基準となります。
ドメインの質は、SEOにも大きな影響を与えるため、メインサイトとして運用する場合は、ドメインパワーの価値がより高いものを選ぶ必要があります。
競合分析や調査を行った上で、被リンク調査やドメインエイジ、過去の運用履歴といったポイントに注意しながら、ドメインパワーの高い中古ドメインを選びましょう。
被リンクの調査や競合の被リンク調査を行うおすすめのツールとして、「Majestic」や「Ahrefs」が挙げられます。
そして、ドメインエイジや過去にどれだけ運用されていたのか、競合が中古ドメインの利用していたのかを調査するツールとして「Wayback Machine」が挙げられます。
ただし、企業のコーポレートサイトであったり、長期間の運営を考えられているサイトについては新規ドメインを使用することをお勧めします。
中古ドメインでは、以前より紐づいていた悪質な被リンクによりGoogleからのペナルティを受けるリスクがあるため、競合分析や調査を行った上で、自身の用途や目的に合った中古ドメインなのかをしっかりと精査することが重要となるでしょう。
中古ドメインを利用する注意点
ここまで中古ドメインのメリットや選び方の基準などを紹介しましたが、中古ドメインの利用時に注意すべき点は、どのようなことなのでしょうか。
ここでは、中古ドメインの利用時に注意すべき点について見ていきましょう。
価格だけで選んではいけない
中古ドメインは、価格だけで選んではいけません。
中古ドメインの価格はピンからキリまでありますが、低額なドメインを選ぶと粗悪な場合があったり、高額なドメインを選ぶと期待していたほどの効果が出なかったりする場合があります。
そのため、価格だけで選ぶのではなく、用途や目的意識で選ぶ必要があるでしょう。
ドメインの価値は保証されない
一度、購入したドメインの効果が持続する保証はありません。
なぜなら、中古ドメインの運用方法やサイトの自体の質によってドメインの価値は変わるからです。
用途や目的にマッチした中古ドメインを購入したとしても、実際に運用して効果を検証する必要があると言えるでしょう。
怪しいサイトから中古ドメインを購入しない
中古ドメインには、ドメインパワーなどプラスの要素だけでなく、過去のペナルティ歴などマイナスの要素もそのまま引き継いでしまうため、怪しい専門業者から中古ドメインを購入してしまうとサイトの運営に悪影響を与える可能性があります。
先述した中国語・ロシア語などの被リンクが使用されていたり、文字列や数字だけを使ったドメイン名であったりする中古ドメインは、危険性が高いためそれらに該当する中古ドメインは避けた方がいいでしょう。
中古ドメインの選び方の基準とは?まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、中古ドメインとは何か・メリット・目的・選び方の基準について紹介しました。
中古ドメインの選び方としてはまず、利用の目的をハッキリさせる必要があります。
メインサイトの場合には、効果的なSEOを見込むためにも質やドメインパワーを重視しつつ、専用のツールを使い被リンク数をしっかり調べた上で選定しましょう。
中古ドメインの利用は、必ずしも安全というわけではないため、特に初心者の方は以上で紹介した選び方や注意点をぜひ参考にしてみてください。
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