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クリティカルシンキングとロジカルシンキングの活用法をご紹介

人間の考え方にはクリティカルシンキングとロジカルシンキングの主に2種類あります。
今回は、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いやメリット、ビジネスにおける活用法について詳しく紹介します。

人によって「考え方」というものは異なり、その後の行動や意思決定の仕方も当然異なります。

その考え方には大きく分けて、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの2種類あると言われています。

それらを日常生活からビジネスの現場まで意識して使うことによって、物事をうまく進めていくことが可能になります。

今回は、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いやメリット、ビジネスにおける活用法について紹介します。

クリティカルシンキングとは?

トレーニング

クリティカル(Critical)とは、「批判的な」という意味があり、クリティカルシンキングは直訳すると「批判的思考」と訳されます。

しかし、物事に対してただ単に批判的思考になるわけではありません。

クリティカルシンキングは、目の前にある事柄や事象をすぐに鵜呑みにせず、感情や先入観などに惑わされること無く、客観的に判断しようとする思考プロセスを意味します。

クリティカルシンキングの原理

クリティカルシンキングの機能には、①目的意識、②自他認識、③自問自答の3つの要素から成り立っていると言われています。

目的意識とは、何かを考え始める前にその目的を意識的に明確にすることです。

「この思考によって何が得られるのか」ということを明確にできないとただ単に時間の浪費につながります。

自他認識とは、人は誰しも「異なった思考の仕方や思考回路を持っている」ということを認識することです。

生まれ育った環境や価値観によって物事の捉え方や考え方というものは異なるからです。

そして自問自答とは、自分自身に「だから何?」「なぜ?」「本当に?」ということを解い続けることによって新しい発見に気付くことができます。

クリティカルシンキングのメリット

クリティカルシンキングを行うことによって、人と円滑な意思疎通を図ることができるというメリットがあります。

自分の考えや意見を相手に伝える際に、一度客観的に判断することによってそれらに説得力を持たせることができ、相手にも納得してもらえるようになります。

また、相手の話を聞く際にも、その主張の背後にある目的や意図というのを判断できるようになり、自分も相手について理解しやすくなります。

クリティカルシンキングの活用法

クリティカルシンキングの活用法として、売上やコスト、利益の管理や統計データにおけるマーケティング戦略の立案などが挙げられます。

漠然と提示されているそれらの数値やデータを客観的に判断し、「なぜそのような数値が出ているのか?」「これは本当に正しいのか?」「この数値から何が得られるのか」ということを自問自答しつつ、客観的にその数値やデータを的確に捉えることによって、数値の管理やマーケティング戦略に活用することができます。

ロジカルシンキングとは?

ミーティング

クリティカルシンキングとは別に、ロジカルシンキングという異なった思考法があります。

ロジカル(Logical)とは、「論理的、筋の通った」という意味があり、ロジカルシンキングは「論理的思考」と訳されます。

ロジカルシンキングでは、客観的事実に基づき、ある問題や課題に対して論理的筋道を立ててその解決を目指します。

ロジカルシンキングの原理

ロジカルシンキングは「ピラミッド構造」によって機能します。

ピラミッド構造とは、自分の主張や結論をピラミッドの一番上に設定し、その結論に至った理由や根拠というのをその下に設置します。

更にその理由や根拠を裏付けるための具体的データを下に設定することによって、どのように結論に至ったのか、ピラミッド構造にすることによってその筋道が可視化されるのです。

ロジカルシンキングのメリット

ロジカルシンキングという思考方法を導入することによって、あらゆる場面におけるメリットが生まれます。

例えば、顧客への商品販売におけるロジカルシンキングによる交渉について説明します。

ある商品を顧客に買ってもらいたい時、その商品によって何が得られるのか、という「結果・目的」だけを説明しても納得してもらえません。

そのためにはまず具体的な根拠や理由を説明します。

そしてそれらの根拠や理由を裏付けるために細かなデータや詳細について説明します。

このように筋道をしっかり立てて交渉することによって、その商品を買うことで得られることについて納得してもらうことができ、結果的に購入につながるというメリットがあるのです。

ロジカルシンキングの活用法

顧客への商品販売以外にも、あらゆる場面でロジカルシンキングを活用することができます。

会社の企業方針におけるプレゼンテーションの活用法について説明すると、例えば、あなたが「業務におけるペーパレス化」を実現したいと仮定しましょう。

まず、ペーパレス化を導入することによってコピー紙やゴミの削減に繋がり、結果的にコストの削減にもつながるというその目的を主張します。

次になぜペーパレス化を実現したいのかその理由について説明します。

例えば「コピー紙の大量使用によってゴミが増えたり経費がかかる」など理由として挙げられますが、それだけでは不十分です。

その理由を裏付けるために、実際にどれくらいの金額をコピー紙の購入や処理に使っているのか、具体的な数値を提示します。

このようにロジカルシンキングを導入し筋道を立てて説明することによって、相手に納得してもらいやすくなるのです。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違い

壁に立つ二人

以上で挙げた2つの思考法の違いとして、クリティカルシンキングはある事柄に対し、批判的・客観的な立場から判断しその意味や目的というものを明確にしていきます。

一方でロジカルシンキングとは、ある結論に対し、その結論に至った理由や根拠、また数値やデータなどを提示することによって筋道を立てながら説得したり納得させたりするための思考法となります。

クリティカルシンキングとロジカルシンキングについて|まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、クリティカルシンキングとロジカルシンキングの違いや活用法についてまとめました。

双方の違いは、主にある物事や意見、主張や結論に対するアプローチの仕方です。

それぞれの原理やメリット、活用法についてしっかり理解した上で使用することによって特にビジネスの場面において有利な状況に持っていくことができます。

マーケティングや営業、企業戦略を行う際には以上で紹介した内容をぜひ参考にしてください。

この記事を書いた人

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