近年、多くの人が何かを検索する際に用いられる検索エンジンはGoogleが約85%を占めています。
皆さんはGoogleで何かを検索した際に下の画像のように、
検索結果の右に検索したものが表示されているものを見たことがありますでしょうか。
ほとんどの方が見たことがあると思います。
この検索結果の右に大きくまとめて表示する仕組みを「ナレッジグラフ」と言います。
今回はナレッジグラフについて解説していきたいと思います。
目次
ナレッジグラフとは
ナレッジグラフは正式には「Googleナレッジグラフ」といい、Google独自の知識ベースです。
先ほどお見せした例では、弊社を検索しており、住所や電話番号、ウェブサイトへのリンクなどが表示されていることがわかるかと思います。
検索対象を変えてみましょう。
筆者の出身地である伊勢の名所、伊勢神宮で調べてみました。
こちらではウィキペディアからの抜粋が掲載されていることがわかります。
添付の画像では表示しきれていませんが、イベントの日程や混雑する時間帯なども表示されています。
このように表示される場所を「ナレッジパネル」と呼びます。
ナレッジグラフと強調スニペットの違い
Googleナレッジグラフと混同してしまうのが「強調スニペット」です。
強調スニペットとは上記の画像のようなもので、
Googleで「○○ + とは」のようなキーワードで検索した際に、その回答となる検索結果の最上部のサイトを抜粋とともに強調して表示するものです。
「アーティスト名 + 曲名」などで検索した際は、YouTubeの動画が強調して表示されることがあります。
ナレッジグラフは後程解説しますが、Googleが自動的に集計した情報を表示するのですが、強調スニペットは検索結果の最上部のサイトを強調表示するので、そのサイト内に記載されている情報のみ表示されます。
ナレッジグラフの注意点
Googleナレッジグラフは後述しますが、自動で様々なサイトから情報を集めるので、稀に間違った情報や嘘の情報が表示されることもあります。
例を挙げますと、とある声優さんの名前でGoogle検索した際に名前の欄がアニメの役名になっていたり、芸能人のお名前で検索した際に表示されている写真が違う人のものであったりすることがあります。
上記のような理由から、Googleナレッジグラフを閲覧する際は間違った情報ではないかどうか、少し注意が必要です。
また、こちらは施設や企業、店舗の管理者の方にお伝えしたいのですが、Googleナレッジグラフに口コミが掲載されることがありますが、こちらは悪い口コミを書かれても、Googleのガイドラインに違反していなければ削除することはできませんので、こちらも注意が必要です。
ナレッジグラフ表示の仕組み
ではここからはナレッジグラフがどのようにして情報を表示しているか解説していこうと思います。
Googleナレッジグラフではユーザーが検索した検索対象に対してGoogle側が有益だと判断した情報(住所、電話番号、ウェブサイト、写真、営業時間など)を様々なサイトから抽出し集計した情報を掲載しています。
ナレッジパネルに表示された情報は基本的には変更することができません。
しかし、この後詳しく解説する「Googleマイビジネス」、「構造化マークアップ」などを用いることで一部項目を制御することが可能です。
ナレッジグラフ表示内容の制御方法
続いてはナレッジグラフに企業や店舗、施設の情報を表示したい担当者の方へ向けて、表示する方法を解説していきます。
Googleマイビジネス
まずはGoogleマイビジネスに登録することです。
Googleマイビジネスはお聞きしたことあるかたもいるかと思いますが、Googleマイビジネスは登録することでGoogle検索やGoogleMapなどのGoogleのサービス上に施設や企業、店舗の情報を表示することが可能になります。
GoogleナレッジグラフではGoogleマイビジネスの情報を有用だと判断しており、多くの情報をGoogleマイビジネスから抽出していますので、登録しておくことは非常に有効です。
Googleマイビジネスの登録はMEO対策にもなっておりますので、登録することで一石二鳥ではないでしょうか。
しかしMEO対策やGoogleマイビジネスにも注意点があります。以下の記事でGoogleマイビジネスについて詳しく解説しておりますのでぜひご覧ください。
構造化マークアップ
続いて、少しこちらは専門的なお話になりますが、構造化マークアップについてです。
簡単にお伝えするとGoogleに対して「これが会社名です。」とわかりやすくプログラミングで指定する方法です。
構造化マークアップはGoogleマイビジネスと比べると導入が少し難しくはなりますが、導入することでSEO対策にもなります。
構造化マークアップを行うことでGoogle検索結果にパンくずリストを表示したり、カルーセル表示を行うことが可能です。
しかし、構造化マークアップをしたからといってすべてのサイトがそのように表示できるわけではありません。
サイトコンテンツの品質が低くないかや、ガイドラインに違反していないかがGoogleに判断されます。
修正を提案
こちらは直接修正することは不可能ですが、Googleに対して修正を提案という形でフィードバックを送信することができます。
しかし、こちらすぐには反映されません。また、Googleにより否認される可能性もあります。
ナレッジグラフについてのまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回の記事ではGoogleナレッジグラフの仕組みや制御方法について解説しました。
ナレッジグラフと強調スニペットが混同してしましがちですが、強調スニペットは検索の最上位のサイトのみ強調されるもので、ナレッジグラフはGoogleマイビジネスや様々なサイトから情報を抽出し集計しているということがわかりましたね。
GoogleナレッジグラフはGoogleマイビジネスと構造化マークアップで一部の項目は制御可能です。こちらの施策はナレッジグラフだけでなく、SEO対策、MEO対策にも有効ですので是非実装してみてください。
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