Yahoo!広告を利用している場合、広告の効果を把握するために重要なのがコンバージョン測定です。
この記事では、正確なコンバージョンデータを収集するために、Googleタグマネージャー(GTM)を使ってYahoo! 検索広告のタグを設置する方法を詳しく解説します。
初心者の方にもわかりやすいように、Yahoo!広告とGTMの基本やGTMでYahoo!広告タグを設定するための事前準備・詳しい手順、よくある質問などもあわせてご紹介します。
まず知っておきたいYahoo!広告とGTMの基本

そもそもYahoo!広告やGTMについて詳しく知らない、という方も多いかもしれません。
そこでまずは、GTMでYahoo!広告タグを設定する前に知っておきたい基礎知識からチェックしていきましょう。
Yahoo!広告とは?検索広告でできること
Yahoo!広告とは、Yahoo! JAPANが提供する広告配信サービスで、Yahoo! JAPANの検索エンジンやYahoo! JAPANが運営するサイト、その他の提携サイトなど、多くの広告枠に自社の広告を掲載できます。
Yahoo!は日本国内で圧倒的な利用者数を誇っており、ニュースや天気、金融、ショッピングなど様々なサービス・サイトを通じて多くの人に広告を届けられる点が強みです。
Yahoo!検索広告で計測できる「コンバージョン」の種類
Yahoo!検索広告で計測できるコンバージョンの種類は4つあります。
目的に応じた最適な計測方法を選ぶための参考にしてください。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| ウェブページ | ウェブページ上でのアクションを計測したい場合 |
| 電話発信 | 電話発信用リンクをタップ/クリックした件数を計測したい場合 |
| アプリ | アプリ上でのユーザーの行動を計測をしたい場合 |
| インポート | オフラインでの特定行動を計測したい場合 |
適切な種別を選択して正しくタグを設定することで、Web上の行動からオフラインの成果まで正確に広告効果を測定できるようになります。
GTM(Googleタグマネージャー)とは?
GTM(Googleタグマネージャー)とは、Googleが提供している管理システムであり、GTMを使えばウェブブラウザー上でウェブサイトのタグなどの設定や実装が可能です。
ここでの「タグ」とは、HTMLに追加するテキストのことで、一般的に、計測タグや広告タグなどを利用するには、それぞれのツールから提供されるタグをWebサイトの対象ページのHTMLへ埋め込む必要があります。
しかし、GTMでは、WebサイトのHTMLを直接編集することなくさまざまなタグを一元管理できます。
Yahoo!広告の計測にGTMを使うメリット

Yahoo!広告の計測にGTMを利用すると、広告タグを効率的に管理できます。
WebサイトのHTMLを直接編集しなくても、GTMの管理画面からタグの追加や変更を行えるため、サイト側の作業負担を抑えられる点がメリットです。
また、タグを発火させる条件を細かく設定できるため、特定のページへの到達やユーザーのクリックなど、目的に応じた計測にも対応できます。
さらに、Yahoo!広告だけでなく、Google広告やGoogleアナリティクスなど複数のタグもまとめて管理できるため、広告運用における計測環境を整理しやすくなります。
GTMでYahoo!広告タグを設定するための事前準備

GTMでYahoo!広告タグを設定する前に、Yahoo!広告とGTMの両方で必要な情報や設定を確認しておきましょう。
まず、Yahoo!広告側でコンバージョン計測の対象となる成果地点を決め、タグの設定に必要な情報を取得します。
次に、GTMのアカウントとコンテナを用意し、計測対象のWebサイトにGTMが導入されていることを確認します。
また、Yahoo!広告タグがすでにWebサイトへ直接設置されていないかについても確認が必要です。
既存のタグとGTMで設定したタグが重複していると、コンバージョンが二重に計測される可能性があるからです。
GTMを使ってYahoo!広告タグを設定する手順

ここからは、GTMを使ってYahoo!広告タグを設定する具体的な手順を解説します。
Yahoo!検索広告の管理画面でタグを発行する
まずは、Yahoo!検索広告の管理画面にログインし、タグを発行します。
「ツール」から「コンバージョン測定」を選択し、「コンバージョン測定の新規設定」をクリックします。
コンバージョン名やコンバージョンの種類、計測期間などを埋めていきましょう。
詳細の記入が終わったら、「保存してタグを取得」をクリックします。
次に、「タグを表示」をクリックし、「サイトジェネラルタグ」と「コンバージョン測定タグ」があることに注意しましょう。
なお、サイトジェネラルタグはYahoo!検索広告の初回のタグ設置で必要になるタグで、2回目以降は設置する必要はありません。
コンバージョン測定タグは、コンバージョンを測定するためのタグコードで、以下で説明するGTM上でコンバージョン設定をする際に必要です。
GTMでサイトジェネラルタグを設置する(初回のみ)
GTMのワークスペースを開き、左メニューから「タグ」を選択し、「新規」ボタンをクリックします。
タグの設定から「カスタムHTML」を選択し、先ほどYahoo!検索広告の管理画面で取得したサイトジェネラルタグコードを貼り付けます。
このとき、タグを正常に機能させるために、「documet.write をサポートする」にチェックを入れましょう。
次に、「トリガー」をクリックし、「トリガーの選択」から「All Pages」を選択すれば設定は完了です。
繰り返しになりますが、この作業は初回のみ必要であり、2回目以降は不要です。
コンバージョン測定タグを設置する
続いて、同じくGMT上でコンバージョン測定タグを設置します。
左メニューから「タグ」を選択後、右上の「新規」をクリックし、タグの設定から「カスタムHTML」を選択し、先ほどYahoo!検索広告の管理画面で取得した「コンバージョン測定タグ」を貼り付けるという手順です。
次に、「詳細設定」をクリックし「タグの順序付け」を表示し、「○○タグが発行する前にタグを配信」にチェックを入れ、先ほど作成したサイトジェネラルタグを選択します。
Yahoo!広告のタグでは、サイトジェネラルタグ→コンバージョンタグという順番で発火する必要があるため、この順序付けを間違えないようにしましょう。
「保存」ボタンをクリックすればタグの設置は完了です。
GTMのプレビューでタグが動作するか確認する
タグの設置が完了したら、GTMのプレビューモードを使って、設定したタグが正常に動作するか確認しましょう。
プレビューモードでは、タグを公開する前に、Webサイト上でタグがどのタイミングで発火するかや、設定したトリガーが正しく機能しているかを確認できます。
例えば、Yahoo!広告のコンバージョン計測タグを設定した場合は、コンバージョンの条件となるページへのアクセスやフォーム送信などの操作を行い、想定したタイミングでタグが発火するかをチェックします。
設定したタグが発火しない場合や、意図しないタイミングで発火する場合は、タグやトリガーの設定を見直しましょう。
事前に動作を確認しておくことで、設定ミスによる計測漏れや重複計測などのリスクを抑えやすくなります。
問題がなければGTMを公開する
プレビューモードで見て問題がなければ、設定したタグを「公開」します。
タグは保存しただけでは計測が始まらず、「公開」する必要があるので注意しましょう。
GTM画面の右上の「公開」をクリックすれば完了です。
Yahoo!広告の計測方法と設定後に確認したいポイント

GTMを使ってYahoo!広告タグを設定する手順がわかったところで、ここからはYahoo!広告の計測方法と設定後に確認したいポイントを解説します。
Yahoo!広告でコンバージョン数を確認する
広告タグの設定が完了しGTMを公開したら、Yahoo!広告管理画面でコンバージョン数を確認しましょう。
「検索広告」から、「ツール」-「コンバージョン測定」を選択(または「ツール」の「ツール一覧」画面から「コンバージョン測定」を選択)します。
データとしてダウンロードしたい場合は、日付を選んで「コンバージョン一覧をダウンロード(CSV)」ボタンをクリックするとダウンロードできます。
コンバージョンが重複してカウントされていないか確認する
タグを配置する場所が誤っていると発火のタイミングがずれてしまい、コンバージョンが重複して計測されてしまうことがあります。
実装前にそれぞれのページのDOM構造や設置ルールを確認するようにしましょう。
計測精度を高めるために確認したいこと
計測制度を高めるためには、タグの設置場所や配置順序に注意を払うことが大切です。
特に、ページの読み込みタイミングや、他のスクリプトとの干渉の回避を意識すると、計測の正確性が増します。
GTMを使ったYahoo広告タグの設定方法に関するよくある質問

最後に、GTMを使ったYahoo広告タグの設定方法に関するよくある質問とその回答をご紹介します。
Yahoo!広告のタグが発火しているのに計測されないのはなぜですか?
Yahoo!広告のタグが発火しているのに計測されない場合、GTM 側の発火条件と実際のコンバージョン定義が一致していない・ブラウザや拡張機能によって通信がブロックされている・タグの順序やCookie Consent Modeに問題があるなどの原因が考えられます。
例えば、GTMのトリガーが特定のページへのアクセスを条件としている一方で、Yahoo!広告側ではフォーム送信の完了をコンバージョンとして設定している場合、意図したタイミングで計測されない可能性があります。
また、広告ブロッカーなどの拡張機能やブラウザのプライバシー設定によって、タグの通信が妨げられるケースもあります。
このほか、コンバージョン計測に必要なタグが正しい順序で実行されていない場合や、Cookieの同意設定が適切に反映されていない場合も、計測に影響することがあります。
原因を特定するには、まずGTMのプレビューモードでタグの発火タイミングやトリガーの条件を確認し、次にブラウザの開発者ツールなどで通信状況を調べましょう。
あわせて、Yahoo!広告側のコンバージョン設定や計測状況も確認することが大切です。
なお、GTM上でタグが発火していても、Yahoo!広告側でコンバージョンとして記録されているとは限らないため、それぞれの設定と動作を切り分けて確認しましょう。<
Yahoo!広告とGoogle広告のタグを同じGTMで管理できますか?
Yahoo!広告とGoogle広告のタグは、同じGTMで管理できます。
GTMでは複数の広告媒体のタグをまとめて管理でき、それぞれに発火する条件を設定することも可能です。
複数の広告媒体のタグを管理する際は、計測漏れや重複計測を防ぐためにも媒体ごとにタグ名や発火条件を整理しておくのをおすすめします。
GTMの設定を変更したらすぐに計測できますか?
GTMで設定を変更しただけでは、実際のWebサイトには反映されず、変更内容をプレビューで確認したうえで、GTMの「公開」を行うことでサイトに反映されます。
公開後は、対象ページでタグが正しく発火しているかを確認し、Yahoo!広告側でもコンバージョンが計測されているかチェックしましょう。
なお、計測結果が管理画面に反映されるまで時間がかかる場合もあります。
GTMを使ったYahoo広告タグの設定方法を解説|まとめ

この記事では、Yahoo!広告とGTMの基本、Yahoo!広告の計測にGTMを使うメリット、GTMでYahoo!広告タグを設定する方法、Yahoo!広告の計測方法と設定後に確認したいポイントなどを詳しく解説しました。
GTMを使ってYahoo広告タグを設定するのは便利でコンバージョン測定にも役立ちますが、初心者の方や、Webマーケティングに詳しくないという人にとっては少し難しい部分もあります。
自社で対応するのが難しいと感じた場合は、ぜひ専門知識とノウハウ、経験を持った広告運用代行会社への依頼も検討してみてください。
メディアエクシードでは、GTMの設定でお困りの方に向けて設定代行サービスを展開しております。
GTMを設定するに当たって必要な解析タグの設置やコンバージョンの設定はもちろん、マイレポートの設定なども代行していますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせください。
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