普段、私たちはごく当たり前のようにインターネット上にてWEBサイトを閲覧しています。
ネットを利用している方は「URL」といったネット用語を一度は聞いたことがあるかと思います。
しかし、サイト運営やWEBマーケティングに携わるWEB担当者は、URLはもちろんのこと「URI・URN」に関する知識は最低限持っておくべきでしょう。
そこで今回は、URL・URI・URNといったそれぞれの意味や違いについて詳しく紹介します。
そもそもWEBページはどのように表示される?
普段、私たちが毎日のように閲覧しているWEBページは、どのようにして表示されているのでしょうか。
何かしらの情報を調べたりホームページを閲覧したりするには、次のような4つの段階を経て表示されています。
①インターネットブラウザを開く
②DNSサーバーへ送信、IPアドレスの返答
③WEBサーバーへのデータ要求
④WEBサーバーからのデータの転送
WEBページが表示される仕組み
WEBページが表示されるまでの詳しい仕組みを説明すると、まず「Google Chrome」などのインターネットブラウザを開き、検索バーに調べたいサイトの名称や「URL」を入力します。
すると、そのサイトもしくは、URLのドメイン(「http://〇〇.com」の〇〇.com部分)が「DNSサーバー」という所に送信され、そのサーバーからIPアドレスを取得します。
その後、ホームページのファイルなどが保存されている「WEBサーバー」に、送られてきたIPアドレスを元に閲覧したいサイトのファイルを呼び出し、WEBサーバーからパソコンやスマホなどの端末にコンテツが送信されることによって、WEBページを表示することができるのです。
ファイルを呼び出す仕組みやDNSサーバーについての詳しい内容はこちらからご覧ください。
URL・URI・URNとは?それぞれの違いや意味
ここまで、WEBページが表示されるまでの主な流れや仕組みについて説明しました。
とは言っても新人のWEB担当者にとってそれらを完璧に理解することは難しいと言えます。
ここでは、URL・URI・URNの意味や役割、それぞれの違いについて紹介していきます。
URLとは(Uniform Resource Locator)
URLとは、Uniform Resource Locatorの略で、インターネット上のあらゆるコンテンツやそのファイルがどの場所にあるのか、識別するための「住所」のようなものです。
あるWEBサイトを表示する際に、まず検索バーに単語、もしくはこのURLを直接入力します。
しかし、URLのままだとWEBサーバーが識別することはできないため、まずDNSサーバーにドメインを送信し、IPアドレスを取得します。
IPアドレスもURL同様サイトの居場所を示す住所のようなものですが、サーバーが識別できるように数字のみの羅列となっています。
ここで言うURLは、WEB上におけるファイルの「住所」という意味で覚えておきましょう。
URNとは(Uniform Resource Name)
URLとは別に、URNというものがあります。
URNとは、Uniform Resource Nameの略でインターネット上におけるファイルやコンテンツの「名前」を意味します。
名前と言っても日本語表記の名前ではなく、英数字の羅列を用いたシリアルナンバーのようなものです。
URNの役割としては、WEB上にあるコンテンツやファイルなどを固有の名前によってサーバーに識別させることです。
URNの表記としては、urn:〇〇◯のように「urn:」の後に英数字の羅列が続く表記となっていますが、WEBサイトを閲覧する際にURNは表示されないため、URN=WEB上におけるファイルの「名前」という意味で覚えておきましょう。
URlとは(Uniform Resource Identifier)
URIとは、Uniform Resource Identifierの略で、URN・URLの総称を意味します。
URIの部分集合の1つとして「URN・URL」がそれぞれ含まれるため、「URL=URI」や「URN=URI」と考えても問題ないと言えます。
しかし、普段目にするURLは、正確には「URI」となることを覚えておきましょう。
URLは細かく分類できる?URLの構造について
ここまで、「URL・URN・URI」のそれぞれの意味や違いについて説明しました。
URLはインターネット上の「住所」のようなものであると説明しましたが、実際どのような構造になっているのでしょうか。
ここでは、細かく分類できるURLの構造とそれぞれの役割について見ていきましょう。
URLの構造①:スキーム「https」「http」
URLは主に「https://www.xxxx.co.jp」というような形式になっています。
URLの先頭には必ず「https」もしくは「http」が付き、これらはスキームと呼ばれインターネット上で通信するために通信手段(プロトコル)を表しています。
「https」とは、Hypertext Transfer Protocol Secureの略で、HTTPSによる通信を暗号化して、より安全に通信を行うための通信手段(プロトコル)です。
「http」とは、Hyper Text Transfer Protocolの略で、WebブラウザとWebサーバーの間でやり取りするために使われる通信手段(プロトコル)となります。
最近ではGoogleが推奨していることから、全てのページに「https」で暗号化して、第三者に機密情報が漏洩しないように対策しているサイトも増えてきました。
URLの構造②:ホスト名「www」
ホスト名とは、ネットワーク上でコンピューターを識別するために付ける名前です。
「www」とは、World Wide Webの略で、必ずしもwwwでなければならないという訳ではありません。
例えば、「example.jp」にアドレスが割り当てられてメールサーバとして運用した場合、これもホスト名となります。
ホストとは、ネットワークに接続された機器やサーバーの名前を表すということを覚えておきましょう。
URLの構造③:ドメイン
そして「www」 以降の「xxxx.co.jp」という部分はドメインになります。
ドメインは3つの種類に分類することができ、右からトップレベルドメイン、セカンドレベルドメイン、そしてサードレベルドメインという名称になっています。
まず、トップレベルドメインに関して、ここに来る表記として主に「jp、com、org」等が挙げられます。
「jp」とは日本国内で利用されるWEBサイトであるということを表しており、アメリカの場合は「us」、イギリスの場合は「uk」といったように国ごとに表記の仕方が変わります。
また、「com」は営利目的サイト、「org」は非営利組織であることを意味しています。
セカンドレベルドメインには、co(企業)の他にもac(学校)やgo(政府)といった表記が使用されます。
サードレベルドメインには、通常そのサイトの運営元の企業名やサービス名が英語表記で表示されます。
URL・URI・URNについて|まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、URL・URN・URIそれぞれの意味や違いについて詳しく紹介しました。
特にURLに関しては、普段何気なく使用していたとしても、その意味や構造についてしっかりと理解している人は少ないかと思います。
URLとは、WEB上にてコンテンツやファイルを識別するための「住所」、URNは識別するための「名前」、そしてURIはURL・URNの総称を意味します。
今回ご紹介した内容は、サイト運営やWEBマーケティングをしていく上で、知っておかなければいけない知識であるため、これを機会に是非学んでいきましょう。
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