SEO対策をしているはずなのにWebサイトの検索順位が上がらないことはよくありますが、なぜなのでしょうか?
結論からお伝えすると、検索順位が上がらない理由は様々ですが、主な理由としては「キーワードの難易度が高い」「ページのユーザビリティが低い」ことなどが挙げられます。
本記事では、検索順位が上がらない理由を内的要因と外的要因に分けて詳しく解説するとともに、上位表示させるためのSEO対策のノウハウをご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
【内的要因】検索順位が上がらない理由
検索順位が上がらない理由は大きく分けると「内的要因」と「外的要因」の2つがあります。
本項目でご紹介する内的要因とは、コンテンツ内に適切にキーワードが含まれていなかったりコンテンツの独自性がなかったりと、コンテンツ自体に検索順位が上がらない原因があることを指します。
本項目では、検索順位が上がらない理由の中から内的要因について詳しくご紹介しますので、自サイトに当てはまるものがあれば速やかに対策を講じましょう。
タイトルや見出しに狙いキーワードが含まれていない
Googleはクローラーと呼ばれるロボットを使用し、HTMLを参照してWebサイトの内容を判断しています。
特に、タイトルタグや見出しタグに含まれるキーワードは、コンテンツの内容をクローラーに伝える非常に重要な役割を果たします。
タイトルタグや見出しタグに狙いキーワードが含まれていないと、クローラーがコンテンツの内容を正確に把握できず検索順位が上がりにくくなるため、必ず狙いキーワードを含めるようにしましょう。
狙いキーワードの難易度が高い
狙いキーワードの難易度が高い場合は、適切なSEO対策をしていても検索順位が上がりにくい場合があります。
例えば、Googleに信頼性の高いWebサイトと評価されている「公的機関・業界の大手企業・大手ECサイト」などが競合にいる場合、いくら優れたコンテンツを作成したとしても上位表示されるハードルは高くなります。
また、競合の数が多いキーワードで上位表示を狙う場合も、多くの競合サイトよりも優れたコンテンツを作らなければならないため、上位表示されるための難易度は高くなるでしょう。
E-E-A-Tの要素が薄い
GoogleがWebサイトの品質を評価する基準の1つにE-E-A-Tがあります。
E-E-A-Tとは「Experience(経験)・Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trust(信頼)」の頭文字から取られた略語で、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されています。
- ・Experience:コンテンツ制作者の実体験に基づいているか
- ・Expertise:特定の分野において専門的なコンテンツか
- ・Authoritativeness:誰が配信したコンテンツか
- ・Trust:運営者やコンテンツの内容は信頼できるか
Googleは、E-E-A-Tを重要視しているため、自サイトがなかなか上位表示されないときにはE-E-A-Tを意識したサイトの運営がされているか見直してみましょう。
被リンクが少ない
被リンクとは、外部のサイトから自サイトに向けられたリンクのことを指し、Googleはコンテンツの品質を測る指標の1つとして被リンクを重要視しています。
特に、信頼性や権威性が高いサイトや、自社のコンテンツとの関連性が高いサイトからの被リンクは検索順位を上げる効果が高いため、積極的に獲得するための施策に取り組むべきと言えます。
ただし、効果があるのは自然に獲得した被リンクのみとなるため、ペナルティを受ける可能性のあるリンクの購入などは避けましょう。
内部リンクの不足
内部リンクの不足によってGoogleに情報量不足と判断されたために、検索順位が上がらないことがあります。
また、適切な箇所に内部リンクが設置されていない場合も、検索順位が下がる要因となるため注意が必要です。
例えば「お問い合わせはこちらから」という記載の下に、問い合わせフォームへのリンクが設置されているかなども検索エンジンによってチェックされています。
したがって、ユーザーの満足度の向上やコンテンツを充実させるためにも、内部リンクは積極的に設置し正しくリンクが張られているかも確認しましょう。
独自性が低いコンテンツが多い
競合サイトと内容が似ているコンテンツや、他サイトをコピーしたWebサイトなどは検索順位が上がりにくい傾向にあります。
理由として、GoogleはWebサイトの独自性を重要視しており、オリジナリティの高いコンテンツを上位表示すると明言しているためです。
したがって、Webサイトを作成する際は競合サイトを調査し、自サイトにしかない強みや情報を盛り込んだ独自性の高いコンテンツの作成を意識しましょう。
コンテンツの情報量が少ない・薄い
競合サイトと比較して、ページ数やコンテンツの情報量が少ない場合、検索結果で上位表示させることは難しいでしょう。
理由としては、ページ数が少ないWebサイトはユーザーが求めている情報を得られない場合が多く、ユーザーの検索意図を満たせないとして、Googleからの評価が下がるためです。
闇雲にページ数や文字数を増やせばよいという訳ではありませんが、ユーザーの検索意図を理解し内容を充実させたコンテンツの作成はSEO対策において非常に重要であると言えます。
ページ全体のユーザビリティが低い
ユーザビリティとは「Webサイトの使いやすさ」全般のことで、具体的には、ユーザーがWebサイトを利用した際の視認性や操作性・判読性などを指します。
SEO対策をしても表示順位が上がらない場合「ページの速度が遅い」「スマホに最適化されていない」など、ページ全体のユーザビリティが悪い可能性があるため確認してみましょう。
ユーザビリティが悪いWebサイトは、ユーザーがストレスを感じ早期離脱してしまう可能性が高く、検索順位が上がらない理由の1つとなります。
サイトを評価できるほどの運用歴がない
運用して間もないWebサイトは、いくら品質の高いコンテンツであっても検索順位が上がらない場合があります。
理由としては、運用歴が浅いWebサイトはGoogleから「信頼できるサイト」という評価を得られていない可能性が高いためです。
Googleからの評価を得るためには、上でご紹介したE-E-A-Tを意識し、時間をかけて実績を積み上げるしかありません。
【外的要因】検索順位が下がる・ヒットしなくなった理由
ここまで、内的要因によって検索順位が上がらない理由をご紹介しましたが、突然検索順位が下がる・ヒットしなくなった場合は外的要因の可能性があります。
外的要因として考えられるのが、検索アルゴリズムのアップデートや検索エンジンによるペナルティ、コンテンツを大幅に削除した場合などさまざまです。
本項目では、突然検索順位が下がる・ヒットしなくなる理由である外的要因について詳しく解説していきます。
noindexになっている
突然検索順位が下がる理由の1つとして、ページにメタタグの「noindex」が設定されてしまっていることが考えられます。
noindexとは、検索エンジンに対して「ページをインデックスしない、または現在インデックスされているページを削除する」指示のことです。
ページがインデックスされていなければ検索結果に表示されることはないため、突然検索結果に表示されなくなったときなどには、ツールなどを使用してnoindexになっていないか調査しましょう。
クロールを弾いている
検索順位が下がる・ヒットしない理由の1つにrobots.txtで特定のページのクロールをブロックしている可能性が挙げられます。
robots.txtとは、クロールを管理するためのファイルで、検索エンジンが特定のファイルやコンテンツをクロールしないように制御することが可能です。
クローラーの動きを最適化できるため、適切に使用すればSEO対策に非常に効果的ですが、誤った使い方をするとページが検索結果に表示されなくなる危険性があるため、SEO対策に詳しくない方は無闇に触らない方がよいでしょう。
ページ内のコンテンツを大幅に減らした
コンテンツ内容の改修やリライトなどの施策を行った場合、検索順位が下がることがあります。
特にページ内のコンテンツを大幅に減らした場合、Googleによってコンテンツの品質が低いと判断され、検索順位に悪影響を与える可能性があります。
また、情報量の少ないページはユーザーの満足度を下げ、直帰率の増加や被リンクの減少などの悪循環に陥ることが多いため注意が必要です。
理由があってコンテンツを削除する場合は、ユーザーエクスペリエンスを意識して慎重におこないましょう。
コンテンツが重複している
同じWebサイト内に、内容が一致しているもしくは似ているコンテンツが複数存在すると、検索順位が下がる原因となります。
理由としては、内容が重複したコンテンツはGoogleに「独自性がなく品質の低いコンテンツ」とみなされてしまうためです。
自サイトに、同一のキーワードに対して複数のコンテンツが存在し競合している状態のことを「カニバリゼーション」と呼びます。
カニバリゼーションが起こると複数のページに評価が分散されてしまい、正しいSEO評価が得られないため、早急に解消する必要があります。
アルゴリズムのアップデート
自サイトや競合サイトが何も変わっていないにもかかわらず、突然順位が下がった場合は検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされた可能性があります。
Googleの検索エンジンは、独自のアルゴリズムによって検索順位を決定しており、年に2回~4回の頻度で検索結果の改善を目的とした大規模な「コアアルゴリズムアップデート」を実施しています。
もし、検索順位の下落があった際は、直近でアップデートが実施されていないかをチェックし、アップデートがあった場合は変更された内容を確認した上で対策を講じましょう。
検索エンジンからペナルティを受けている
検索エンジンからペナルティを受けた場合は検索順位が下がることがあり、最悪の場合検索結果に表示されなくなってしまいます。
ペナルティの理由はさまざまですが、代表的な例として被リンクを増やすために規約に違反したサービスを利用することなどが挙げられます。
そのため、ペナルティを受けた場合は放置せずに、すぐに対処することが重要です。
ペナルティを受けるとサーチコンソールのメッセージセンターなどに通知されるため、内容を確認し、対象のページやコンテンツを全て修正した上で再審査のリクエストを送りましょう。
上位表示させるSEO対策のノウハウ
ここまで、検索結果に上位表示されない理由や、突然表示順位が下がる原因について解説しましたが、自社サイトを検索結果に上位表示させるためにはどうすればよいのでしょうか?
検索結果に上位表示させるためには、ユーザーの役に立つ品質の高いコンテンツを提供することが重要です。
そこで本項目では、検索結果に上位表示させるために必要なSEO対策のノウハウをご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
専門性・信頼性が高いコンテンツを作成する
検索結果に上位表示させるためのSEO対策において最も重要なのは、品質の高いコンテンツを作成することです。
具体的には、E-E-A-Tを意識した、専門性・信頼性・独自性が高い情報をユーザーや検索エンジンに正確に伝えることが求められます。
新たにコンテンツを作成するときには、事前にユーザーの検索意図をしっかりと分析し、E-E-A-Tで評価されるコンテンツ作りを心掛けましょう。
サイテーションを高める
サイテーションとは、直訳すると「引用・言及」といった意味ですが、SEO対策におけるサイテーションとは自サイトのサービス内容や社名・住所などがインターネット上で記載される状態を指します。
サイテーションには、被リンクと同様にSEO効果があると言われており、被リンクと大きく異なる点はリンクが張られていなくてもよい点です。
また、サイテーションにはガイドラインが存在せず、ペナルティの心配がありませんが、サイテーション獲得のためにユーザーにレビューを強要するなどの行為は不信感を招くため控えましょう。
SEO対策の実績がある会社に依頼する
最も効果的なSEO対策は、実績のあるSEO対策代行会社に依頼することです。
SEO対策は専門的な知識が必要なため自社のみで実施するのが困難な場合は、SEO対策のプロフェッショナルが在籍する専門の会社に相談してみましょう。
代行会社によって料金やプランはさまざまあるため、実績や評判などを参考にして信頼できる業者を選ぶことをおすすめします。
検索順位が上がらない理由と上位表示させるSEO対策ノウハウ|まとめ
本記事では、検索順位が上がらない理由や突然ヒットしなくなった原因をご紹介するとともに、上位表示させるためのSEO対策のノウハウについて詳しく解説しました。
検索順位が上がらない・下がってしまった場合は、プロであるSEO対策代行会社に依頼するのが解決への近道です。
株式会社メディアエクシードは、SEO対策のプロフェッショナルが多数在籍しており、ユーザーのニーズに合わせた柔軟なプランを用意していますので、検索順位が上がらないと悩んでいる方はぜひ一度ご相談ください。
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