ビジネスの売り上げを伸ばすために「ホームページの集客」を増やしたいと考えているものの、なかなか集客ができずお悩みですよね。
集客を増やすためには、SEO対策やホームページのリニューアルを検討するのが一般的ですが、SNS・広告運用などを活用することでアクセスを増やすという選択肢もあります。
この記事では、集客アップの方法や集客を成功させるコツをご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
【基礎知識】ホームページ集客とは
はじめに、ホームページ集客の定義や集客の方法にはどのような種類があるのかを解説します。
またホームページで集客をするメリットについても、念の為おさらいしておきましょう。
ホームページ集客の定義
ホームページ集客とは、ホームページ経由でお客様から予約やお問い合わせを獲得する集客手法のことを指します。
ホームページ経由での集客効果は以下の数式に当てはめて考えることが一般的です。
※サイトを見た人のうち、実際に問い合わせや会員登録をした人の割合を示す数値
上記の通り、コンバージョン数はセッション数とコンバージョンレートの掛け算です。
そのため闇雲にアクセス数だけを増やしても思うように売上には繋がりません。ホームページ集客は「いかにアクセス数を増やすか」「いかにコンバージョンされやすい設計にするか」の2つが重要と言えます。
集客の種類
ホームページ集客には、「アクセス数をどのように獲得するのか」という観点で大きく分けて2種類あります。
1つ目は短期間でアクセス数を増やすパターンです。GoogleやYahooなどに広告料を支払い、特定のページを宣伝し短期的にアクセス数を増加させる手法です。
短期的にアクセス数が集まるというメリットがある一方で、広告費が必要になるデメリットがあります。また、広告出稿を止めるとアクセス数が激減することも特徴です。
2つ目は中長期的な目線でアクセス数を増やすパターンです。このパターンは主にSEOと呼ばれる手法を用いて徐々にアクセス数を増加させる手法です。
アクセス数が増加するまで一定の期間が必要になりますが、該当のページがGoogleやYahooなどの検索結果に表示されている場合は広告費をかけずとも一定のアクセス数を保持できることが特徴です。
メリット・効果
ホームページで集客ができると、以下のようなメリットや効果を得られます。
- ・購入や利用を検討する前段階のユーザーにもアプローチができる
- ・集客コストを下げられる可能性がある
- ・SNSでサービスが拡散された場合の受け皿になる可能性がある
上記の中でも特に「購入や利用を検討する前段階のユーザーにもアプローチができる」というメリットは、ホームページ集客の大きな特徴のうちの1つです。
例えば、ウォーターサーバーの設置をビジネスにしている会社の場合「ウォーターサーバー おすすめ」や「ウォーターサーバー
料金」などのキーワードでSEO検索上位表示できれば、ウォーターサーバーの導入を検討しているユーザーを集客できる見込みがあります。
一方で「赤ちゃん 水」というキーワードで上位表示できている場合は、まだウォーターサーバーを検討する前の段階のユーザーにアプローチすることができます。
ホームページ集客できない原因・理由は?
ホームページで思うように集客できないのには、いくつかの共通した原因がある場合がほとんどであり、集客の仕組みやターゲット設定が不十分だと、どれだけサイトを作り込んでも成果にはつながりません。
ホームページでうまく集客できない理由として以下のような項目が挙げられます。
- ・SEO対策ができていない
- ・コンテンツの質が低い
- ・ターゲットが定まっていない
- ・コンテンツの専門性が低い
- ・SNSをうまく利用できていない
原因①:SEO対策ができていない
ホームページに訪問者が集まらない理由の1つに、検索エンジン最適化、SEO対策の不備が考えられます。
検索キーワードの選定が甘いと、ユーザーが検索しても自社のサイトが表示されにくくなります。
また、タイトルタグやディスクリプション、見出し構成(H1~H3など)が最適化されていないケースも多く見受けられます。
これらが不十分だと、Googleなどの検索エンジンに正しく評価されず、上位表示されません。
原因②:コンテンツの質が低い
どれだけ見た目がきれいなホームページでも、肝心の中身であるコンテンツの質が低ければ、ユーザーはすぐに離脱してしまいます。
たとえば、情報が曖昧だったり、具体例が乏しいと「読んでも意味がない」と判断されます。
また、誤字脱字が多かったり、論理の飛躍がある文章も信用を損ないます。
質の高いコンテンツは、ユーザーの疑問に的確に答え、質の高いものにすると読者の信頼を得ることができ、継続的な集客に繋がります。
原因③:ターゲットが定まっていない
誰に向けて書いているのかが曖昧だと、ホームページ全体のメッセージがぼやけてしまう可能性があります。
たとえば、初心者向けのサービスなのに専門用語ばかり使っていては、読む側に優しくなく読者にうまくリーチできません。
逆に、上級者向けなのに基本的な説明ばかりだと、物足りなさを感じてしまう可能性があり、読み手に必要な情報を適切な表現で行うことが大切です。
ターゲットを明確にすることで、言葉遣いや構成、扱うテーマが自然と決まり、結果的に集客にもつながります。
原因④:コンテンツの専門性が低い
最近の検索エンジンは、単に情報が載っているだけでなく、その情報の「専門性」も重視します。
たとえば、医療や法律などのジャンルでは、専門的な知識を持った人が書いたことが分かる構成や内容が求められます。
専門性が低いと、ユーザーからの信頼も得られず、検索順位も上がりにくくなります。
逆に、独自の視点や深い知識が盛り込まれたコンテンツは、多くのユーザーの心をつかむことができます。
原因⑤:SNSをうまく利用できていない
現代のウェブ集客において、SNSは欠かせないツールの1つです。
しかし、ただ投稿するだけでは効果は薄く、ターゲットに刺さる内容や、シェアしたくなる工夫が求められます。
また、SNSとホームページを連携させていないケースも多く、せっかくの流入チャンスを逃していることもあります。
戦略的にSNSを活用すれば、ホームページへのアクセス数を大きく伸ばすことが可能です。
ホームページでの集客アップを成功させる方法17選
ホームページからの集客を成功させるには、ユーザーとの接点を多角的に設けることが大切です。
ここではWeb広告、コンテンツマーケティング、そしてオフライン施策という3つの代表的な方法について、それぞれの特徴や活用ポイントを紹介します。
以下がweb広告、コンテンツマーケティング、オフライン施策のホームページ集客の特徴となっています。
施策 | 始めやすさ | コスト | 即効性 |
---|---|---|---|
web広告 | 比較的始めやすい | 広告費が発生し続ける | 高い |
コンテンツマーケティング | 企画~製作の準備が必要 | 制作に工数がかかるが広告費は少なめ | 中 |
オフライン施策 | 実施毎に準備が必要 | イベント・印刷物など実費が発生 | 中~高 |
コンテンツマーケティングで集客する方法7選
コンテンツマーケティングは、ユーザーの悩みやニーズに応える情報発信を通じて、自然にホームページへ誘導する方法です。
質の高い記事や動画を継続的に発信することで、検索エンジンからの評価も高まり、集客力が安定していけるなどのメリットがあります。
SEO対策
ホームページの集客を成功させる方法として、SEO対策が挙げられます。
SEO対策とは、保有するWebサイトが検索結果に表示されるようにコンテンツを充実させたりサイト外部からの評価を高めたりする対策のことを指します。
SEO対策でホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・他の集客手法と比較して、1顧客獲得にかかるコストが低くなる傾向がある
- ・ユーザーの検討フェーズに応じて適切なコンテンツを提供しやすい
- ・比較的長期的な集客が見込める
- ・集客できるまでに比較的時間がかかる
- ・SEOに関する専門的な知識が必要になる
- ・長期的に集客するため、アップデートへの対策が必要になる場合がある
SEO対策は他の集客方法と比較して、顧客獲得コストが低くなる傾向があります。
一方で専門的な知識が必須なため、闇雲にサイト内にページを増やしても集客に全く繋がらない場合が考えられることには注意が必要です。
またGoogleが定期的にアップデートをしているため、SEO対策として有効な打ち手にもトレンドがある場合もあります。そのため、SEOに関するノウハウがない企業の場合はSEO対策の専門の会社に依頼すると成果が出やすい傾向があります。
ただし成果が出るまでに時間がかかる場合もあるため「ホームページをこれから作って集客していく」ことを考えている場合、Webマーケティング全般を包括的に相談できるような会社に相談するのがおすすめです。
メディアエクシードでは、業界歴10年以上で獲得した確かなSEOのノウハウをもとにお客様のホームページ集客を支援します。無料で相談いただけますので、お気軽にご相談ください。
SNS運用
ホームページの集客を成功させる方法として、SNS運用も挙げられます。
X(旧:Twitter)やInstagramなどのSNS経由でホームページに集客する手法で、2022年の調査では約8,270万人が何らかのSNSを利用していることが分かっています。
日本国内における SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の利用者(アクティブユーザー)は年々増加しており、2022 年末には 8,270 万人に達する見込みだ。
出典:ICT総研
SNSアカウントからホームページへの動線を作ったり、口コミが拡散されることによって、集客率を飛躍的にアップさせる可能性を秘めています。
SNS運用でホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・他の集客手法と比較して、認知度の向上を図りやすい
- ・無料もしくは低コストで始めやすい
- ・副次的な効果として採用にも役立つ可能性がある
- ・運営するサイトのターゲットユーザーを鑑みて運用媒体を選定する必要がある
- ・炎上や訴訟を避けるために社内体制を構築する必要がある
SNS運用は拡散力の高さが特徴的です。一度「バズる」とサイトへのアクセスが急激に高まるようなケースもあります。
一方で運用方法には注意が必要です。昨今では炎上や誹謗中傷、最悪の場合訴訟などSNSを原因としたトラブルも後を絶ちません。SNS運用は両刃の剣のような特性を持つ対策の1つなので、十分に注意して運用しましょう。
MEO対策
MEO対策も、ホームページの集客を成功させる方法の1つです。
MEO対策とは、例えば「ラーメン屋 博多」といった特定のエリア名で検索された際に、地図検索での上位表示を目指す施策のことです。
飲食店・美容院・不動産といった地域密着型のビジネスと相性が良い施策となっており、Googleビジネスプロフィールに登録することで無料で始められます。
MEO対策でホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・無料で始められる
- ・写真や動画なども掲載できるため飲食店や美容院等の場合は文字媒体よりも集客につながる可能性がある
- ・必ず検索上位に表示できるわけではない
- ・一定のノウハウが必要になる
- ・悪い口コミはかえって逆効果になってしまう可能性がある
MEO対策は無料で始められることが特徴的です。Googleマイビジネスに登録したら、自社(自サービス)のホームページのURLを掲載することもできます。
なお、MEO対策も一定のノウハウが必要と言われています。SEO対策ほど高度な技術ではありませんが、一定の調査をしたうえで対策をすることでよりWeb集客の一助となるでしょう。
オウンドメディア
オウンドメディアの運営も、ホームページの集客を成功させる方法の1つです。
商品ページとは別に、商品の選び方などの情報を発信するオウンドメディアを運営し、記事から商品ページへの動線を作ることができます。
記事コンテンツにユーザーが検索しそうなワードを含めることでSEO対策ができるほか、情報発信により見込み客のニーズを育てるといったメリットのある、おすすめな方法です。
オウンドメディアを運営してホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・サービス検討前のユーザーにもリーチできる
- ・比較的長期的な集客が見込める
- ・集客できるまでに比較的時間がかかる
- ・記事を製作・管理するリソースが必要になる
- ・SEOに関する専門的な知識が必要になる
- ・長期的に集客するため、アップデートへの対策が必要になる場合がある
上記からもわかる通り、オウンドメディアによるホームページへの集客はSEO対策による集客と近い特性を持ちます。
メルマガ
ホームページの集客を成功させる方法として、メルマガも挙げられます。
メルマガは、自社がすでに保有しているお客様のメーリングリストに有益な情報を提供してホームページに集客する方法です。
メルマガを利用してホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・ユーザーの検討段階に応じて個別に関係を構築できる
- ・サービス検討前のユーザーがサービスを利用するまでナーチャリングできる
- ・メールアドレスを獲得する工数がかかる
- ・メルマガを運用するスタッフが必要になる
会員登録や商品購入でメールアドレスを登録しているユーザーは、自社に興味を持っている見込み客と言えるので、お得な最新情報をメルマガで定期的に配信するのも良いでしょう。
URLのクリック率やメールの開封率を確認しながら内容を改善しつつ、メルマガを望まないユーザーには配信停止できる選択肢も残しておくことをおすすめします。
アフィリエイト
ホームページの集客を成功させるには、アフィリエイトも有効な手段の1つです。
アフィリエイトとは、他社が運営するサイトに自社の商品やサービスを掲載してもらい、成果の発生に応じて掲載サイトに報酬を支払うやり方です。
アフィリエイトでホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・成果報酬型で依頼できるため、リスクを少なく始められる
- ・アフィリエイターが作成するコンテンツが悪いとサービスの評判が下がる可能性がある
- ・アフィリエイトプログラムを管理する代理店に支払う費用が発生する
- ・成功報酬の金額によって集客力に差が出る
アフィリエイトを使ったホームページの集客は金銭的なリスクを抑えて始めやすいことが特徴です。
例えばホームページへの集客が成功し、商品やサービスを購入した段階で初めてフィーが発生する、というようなやり方も可能です(※設定する成果地点によって異なります)。
ただしアフィリエイターが作成するコンテンツ次第で、サービスの評判が悪くなってしまう可能性がある点には注意が必要です。
インフルエンサーマーケティング
インフルエンサーマーケティングもホームページの集客を成功させるための有効な方法の1つです。
インフルエンサーマーケティングとは、InstagramやYouTubeなどのSNSで知名度の高い人に商品やサービスを紹介してもらうように依頼する手法のことです。
インフルエンサーマーケティングでホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・インフルエンサーの影響度によって集客効果が大きくなる場合もある
- ・想定しているターゲット層にリーチがしやすい
- ・過去の事例を参考にしやすい
- ・高額な費用がかかる場合もある
- ・望んだ効果が得られず、最悪の場合炎上してしまう可能性がある
インフルエンサーマーケティングは、SEOやリスティング広告などと比較すると新しい集客手法です。
高額な費用や炎上リスクなど比較的リスクが大きい一方で、バズった際の集客効果は他の方法と比較しても大きくなる傾向があります。そのため、インフルエンサーを活用したホームページへの集客(サービスや商品への集客)は両刃の剣とも言えるでしょう。
比較・口コミサイト
比較サイト・口コミサイトへの掲載もホームページへの集客を成功させる有効な方法の1つです。
この方法は文字通り比較サイトや口コミサイトに自社のホームページやサイトを掲載してもらい、そこから集客します。
比較サイト・口コミサイトを利用してホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・実際にサービスを利用してもらえる可能性が比較的高い
- ・自社サービスの認知度向上に寄与する可能性がある
- ・そもそも掲載してもらえない場合もある
- ・他社と比較して商品力が劣っている場合はサービスを利用してもらいにくい
比較サイトで商品をチェックするユーザーは、すでに購入を検討している段階の方が多く、購入意欲が高い人に商品を知ってもらうことで購入率を高められる可能性があります。
一方で文字通り他社の商品と比較されてしまうため、仮に商品力が劣っている場合はホームページに集客できない(サービスを利用してもらえない)可能性がある点には注意が必要です。
web広告で集客する方法6選
Web広告は短期間でアクセスを集めたい場合に非常に効果的な手法で、広告予算やターゲット設定を最適化することで、ホームページへの訪問者数を着実に増やすことができます。
そんなweb広告にも多くの種類があるので、ここでは主なweb広告について解説していきます。
Web広告運用
ホームページの集客を成功させる方法の1つとして、Web広告運用も挙げられます。
Web広告は費用がかかりますが短時間でホームページの認知度を上げるのに適した方法で、主に以下の種類があります。
- ・リスティング広告
- ・ディスプレイ広告
- ・SNS広告
- ・リターゲティング広告
リスティング広告
リスティング広告はGoogleやYahooの検索結果に表示される広告のことを指します。検索結果上ではサイトのURLの前に「広告」と明記されており、ユーザーからも広告であることが認知できるサイトです。
リスティング広告でホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・希望するキーワードで出稿できるため、ターゲット層を絞りやすい
- ・日毎に予実管理がしやすい
- ・すぐにアクセス数を増加させることができる
- ・サービスを利用してくれる可能性が比較的高い
- ・競合が多いキーワードの場合、広告費が高騰する可能性がある
- ・広告運用のリソースを必要とする
- ・広告出稿を止めるとアクセス数が減少する
リスティング広告は出稿したらすぐにアクセスを増加させやすいことが特徴です。また、ユーザーは広告であることを認識したうえでアクセスしてくるため、比較的能動的とも言えます。
リスティング広告はSEOで対策しているサイトの上に表示されるため、水道工事や鍵の解錠サービスなど緊急性の高いサービスを展開している企業のホームページ(サイト)と相性が良い事が多いです。
ただし人気のキーワードになると広告費用が高騰するため、費用対効果を正確に見極めたうえでホームページに集客する必要があります。
ディスプレイ広告
ディスプレイ広告は、Webメディアやソーシャルメディア上に表示される画像や動画の広告を指します。ユーザーに視覚的に訴求することが特徴で、バナー広告とも呼ばれています。
ディスプレイ広告でホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・リスティング広告と比較すると費用が抑えられる可能性がある
- ・画像や動画でユーザーにサービスを訴求することができる
- ・ユーザーの属性を絞ったうえで配信できる
- ・リスティング広告と比較するとサービスを利用してくれる可能性が低い
- ・広告運用のリソースを必要とする
- ・広告出稿を止めるとアクセス数が減少する
ディスプレイ広告は、属性を絞ったうえで広告を配信できることが特徴です。ある特定の領域に興味関心を持つユーザーが集まるようなメディアのみに出稿することも可能です。
ただし、リスティング広告と比較すると直接的にサービス利用につながるユーザーを集客できる可能性は低い傾向があります。
例えば鍵解錠サービスを例に考えます。リスティング広告の場合「新宿に家があり、鍵があかなくて困っている」という明確な悩みを抱えたユーザーに対してサービスを訴求できます。
一方でディスプレイ広告の場合は、一定の興味関心を持つユーザーをセグメントできるとはいえ、明確な悩みや課題を抱えたユーザーばかりではないため、サービス利用に至らないケースも多いです。
SNS広告
SNS広告は、X(旧Twitter)やInstagram、Facebook、YouTubeなどのSNSに出稿する広告のことです。XやInstagramでは、多くのユーザーが閲覧するタイムライン上(Instagramの場合はストーリーも可能)に広告を表示します。
SNS広告でホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・ターゲットユーザーの属性を細かく絞れる
- ・日毎に予実管理がしやすい
- ・すぐにアクセス数を増加させることができる
- ・一部のユーザーからは批判的な意見をうける可能性がある
- ・広告運用のリソースを必要とする
- ・広告出稿を止めるとアクセス数が減少する
SNS広告の最大の特徴は、ターゲットユーザーの属性を細かく絞れることが特徴です。
例えばFacebook広告を出稿する場合、年齢や性別はもちろんライフイベント(就職・結婚など)や学歴など非常に細かい属性を絞ったうえでターゲティングすることができます。
ただし、一部のユーザーから批判的な意見をうける可能性がある点には注意が必要です。
「広告で見るなんか怪しいサービス」というような印象を与えてしまうと、ホームページ集客に悪い影響を与えてしまう可能性があるため、広告の内容には十分留意しましょう。
リターゲティング広告
リターゲティング広告は、一度ホームページに訪れたユーザーを対象としてもう一度広告を表示できる手法のことです。
リターゲティング広告でホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・ユーザーの属性を絞り込んだうえで広告を配信できる
- ・サービスを利用してくれる可能性が比較的高い
- ・顧客を新規獲得するには向いていない
- ・やりすぎるとサービスのイメージを悪くしてしまう可能性がある
- ・広告運用のリソースを必要とする
リターゲティング広告は一度ホームページ(サイト)に訪れたユーザーに絞って、広告を再表示できることが最大の特徴です。
何かしらの興味を持って一度訪れてくれたユーザーに絞って広告を表示できるため、比較的サービスを利用してくれる可能性の高い層に再度アプローチできるメリットがあります。
一方で一度サイトを訪問したユーザーに限った広告手法のため、完全新規のユーザーにアプローチができない点がデメリットです。しつこく何度も広告を表示してしまうと、かえってサービスの印象やイメージに悪い影響が及ぶ可能性がある点もご注意ください。
プレスリリース
プレスリリースもホームページへの集客を成功させる方法として有効です。
プレスリリースとは、自社のサービスやコンテンツに関する情報を新聞やテレビなどの媒体を通じて発表する方法です。商品が話題になるとSNSやインターネットメディア上で口コミで広がる効果も期待できます。
プレスリリースを利用してホームページに集客する主なメリット・デメリットは以下の通りです。
- ・リリースのための文章を作って申請するだけなので、比較的工数が軽い
- ・企業やサービスのブランディングにつながる可能性もある
- ・人気のあるメディアに取り上げられると一気に認知を獲得できる場合がある
- ・著名なメディアから被リンクを獲得できる場合もある
- ・一定の金額が発生する場合もある
- ・全く話題にならない場合もある
プレスリリースはメディアからの被リンクが得られるなどSEO対策にも効果的な場合もあるので、ユーザーが思わず興味を引かれてしまうようなインパクトのある話題を提供するのがおすすめです。
オフライン施策で集客する方法4選
ホームページで集客する方法として、web広告やSEO対策などのコンテンツマーケティングの他にもオフラインで集客する方法もあります。
オフライン施策ではチラシ配布やイベントの開催で、地元のターゲット層にピンポイントでアプローチできるなどのメリットがあります。
セミナー・ウェビナー
セミナーやウェビナーもホームページの集客を成功させるための有効な方法の1つです。
セミナー・ウェビナーとは、講義形式でお客様に有益な情報を提供しその後に自社のサービスを宣伝する方法です。本記事ではセミナーをオフラインでの講義、ウェビナーをオンラインでの講義と定義して解説していきます。
セミナー・ウェビナーでホームページに集客する主なメリットやデメリットは以下の通りです。
- ・サービスを利用する可能性が高いユーザーに訴求できる
- ・見込み顧客のリストを獲得できる
- ・セミナーやウェビナーにお客さんを集める必要がある
- ・登壇者に確かな知識やノウハウが必要になる
- ・会場の設営準備や時間管理などセミナー開催の知見が必要になる
セミナーやウェビナーは、明確な課題を抱えたターゲット層にリーチするのに有効な手法です。抱えている課題や悩みに対して適切な解決策を提供できると、サービスを利用してもらえる確率がより高まると言えるでしょう。
一方で、そもそもセミナーやウェビナーに集客する必要がある点には注意が必要です。また実際にセミナーを開催するためには一定のノウハウが必要になるため、集客方法も含めてプロに相談するのがおすすめです。
展示会
展示会とはイベント会場のブースに出典して、自社の紹介資料やQRコードなどを来場客に宣伝することで、ホームページ集客をする方法です。
- ・対面でのリアルな接点なため、来場者からの信頼を得やすい
- ・その場でホームページへ誘導できる
- ・出典する際のコストが高いため、準備・運営に手間がかかってしまう
- ・実際の集客に繋がるまで時間がかかるため、成果が出にくい
展示会を活用したホームページ集客には、リアルな場で直接見込み客と接点を持てるという大きな強みがあります。
対面でのやり取りにより信頼関係が築きやすく、来場者の多くが関心の高いターゲット層であるため、質の高いリードを獲得しやすいのも魅力です。
一方で、出展料や人件費、準備にかかる手間などコスト面の負担が大きく、展示会単体では一過性の結果に終わることもあるため、Web施策との連携や事後のフォロー体制が不可欠です。
ポスティング
ポスティングとは自社の広告や宣伝のチラシやビラを各個宅の郵便受けに投函する方法です。
- ・特定の地域住民に直接アプローチできるため、地域密着型の集客が可能であること
- ・ネットを利用しないため、年齢・ネット利用率に関係なくリーチできる
- ・反応率が低くく、成功率が低い
- ・ポスティングの印刷・配布コストがかかってしまう
ポスティングは、地域を限定して情報を届けられるため、地元密着型のビジネスにとって有効な集客手段のひとつです。
ネットを使わない層にもアプローチでき、デザイン次第では視覚的に強く訴求することも可能です。
しかし、チラシは読まれずに捨てられることも多く、反応率はそれほど高くないのが現状です。
また、印刷・配布のコストや、効果測定の難しさといった課題もあるため、他の施策と併用することが重要です。
その他オフライン施策
これまでに挙げてきた施策以外にも、オフラインで実施できる集客に有効な方法もあります。
例えば、名刺に自社のホームページのQRコードを印刷してお渡ししたり、チラシを配ったりなどの方法が考えられます。
また、店舗型のビジネスの場合には店内に自社のホームページに関する案内を載せておくことも集客につながる可能性があるでしょう。
ただし、その他のオフライン施策は業態によって向き不向きがある上級者向けの集客手法であるケースも多いです。そのため、まずは本記事でご紹介した基本的な集客手法を試したうえで、別の施策を検討するのがおすすめです。
ホームページで集客を成功させるコツ
ここからは、ホームページで集客を成功させるコツを紹介していきます。
集客アップのためにできることはやっているけれど、思うように成果が上がらずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
自社のサービスの訴求力を高める
ホームページでの集客を成功させるには「自社のサービスの訴求力を高める」ことが重要です。
インターネット上には多くのサービスや商品が多く存在しています。ユーザーはSNSや比較サイトなどを使って、これらのサービスを容易に比較検討することが可能です。
仮に自社のサービスが競合サービスと同じような特徴ばかりだと差別化ができないため、ユーザーに選ばれる理由がなくなってしまいます。そのため、どの項目が自社サービスの強みになるのか・ユーザーから見たときの該当サービス特有の強みを設定する必要があります。
目的とターゲット層を明確にする
集客の目的や集客したいターゲット層を明確にすることも集客成功のコツです。
発信する側の目的が明確になっていないと、打ち出すメッセージにもブレが生じてしまい、せっかく訪れたユーザーにも意図や熱意が伝わりません。
集客を増やしてどんなユーザーに何を届けたいのか、どれくらいの問い合わせ数や購入数を目指すのかなど、運営の方向性を定めるためにも目的や目標は明確にしておくべきでしょう。
また、ターゲットが明確になっていないと、どのような性別・年齢・職業・立場の人に向けてサービスを提供しているのか、コンテンツや運営の方針に一貫性が感じられなくなります。
「40代の経営者向け」「30代のパパ・ママに」など、ターゲットが定まるとメッセージも鋭くなり、運営コンセプトに共感するユーザーも増えていくでしょう。
ホームページを定期的に改善する
ホームページの集客を成功させるなら、定期的にサイトの改善をすることも大切なポイントです。
前述の通りホームページを作っただけでは、アクセスはほとんど発生しません。SEO対策をしたり広告を出稿したりして集客を行い売上を立てる必要があります。
そのため、サイトの目的と照らし合わせて指標となる数字(KGIやKPI)を設定したら、その数字が改善されるように試行錯誤するのがおすすめです。
例えば、以下のような項目を指標と設定する場合が多いです。
- ・アクセス数、トラフィック数
- ・ターゲットキーワードでの検索順位
- ・コンバージョン数
- ・コンバージョン率
- ・顧客獲得単価
- ・リピート数 など
上記以外にもサイトの目的に合った指標を設定するようにしましょう。
なおSEO対策の場合、定期的にGoogleのアップデートが入るため、こまめにアップデートの内容を確認するのがおすすめです。
ホームページ集客のプロに依頼する
ホームページ集客のプロに依頼することも集客成功のコツです。
インターネットがこれだけ普及した現代では、企業がホームページを持っていることは珍しくありません。多くの企業がホームページに集客しようとしているため、業界によっては集客の難易度が高いケースも多くあります。
また独学で集客方法を学び実践できるとしても、実務と並行しながらだと対応可能な範囲に限界が出てくる場合もあります。
そのためホームページへの集客はプロに依頼してしまうのも成功のための1つの手段です。メディアエクシードではSEO対策やリスティング広告、SNSなどさまざまな角度からホームページ集客の支援が可能です。業界歴10年以上で獲得した確かなノウハウをもとに、お客様が望むホームページ集客を実現させます。
ホームページの集客方法17選!メリット・効果や成功させるためのコツも解説|まとめ
この記事では、集客できないホームページの特徴と集客アップに効果的な方法をまとめてご紹介しました。
集客できないホームページはユーザーが使いづらいデザインになっていたり、方向性が不明瞭になっていることが多いため、課題を見つけて少しずつ改善していくことが大切です。
業種と相性の良い様々な施策に取り組むことで、より高い集客効果が見込めるので、トライアンドエラーを繰り返しながらホームページの集客アップを目指してみてください。
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