マーケティングコラム

YouTubeから収益化をするには?審査とその仕組みを徹底解説!

YouTubeを収益化する方法について、YouTubeパートナープログラムへの登録方法や条件などを解説しました。
YouTubeで収益を得るためにはこのパートナープログラムへの登録が必須なので、収益化を考えている方は参考にしてください。

人気YouTuberの年収は数億円を超えており、YouTubeで収益を得たいという方も増えているのではないでしょうか。しかし、YouTubeで動画を投稿すれば誰でも収益を得られるわけではなく、パートナープログラム(YPP)の条件をクリアし「審査」に合格することが必須です。

今回は、YouTubeで収益を得る仕組みや方法・条件・審査など詳しく解説します。
記事の後半では審査に通りやすいポイントをご紹介したので、最後までご覧ください。

YouTubeで収益を得る仕組みと方法

YouTubeから収益化をするには「YouTubeパートナープログラムに加入し広告収入を得る方法」が基本となっており、他にはチャンネルメンバーシップ企業や商品とのPR案件から収入を得る方法もあります。

収益1.広告収入

広告収入に関しては既にご存じの方も多いと思いますが、広告収入には以下の3種類があります。
「インストリーム広告」
「バンパー広告」
「ディスカバリー広告」

広告の種類によって収益の発生条件が異なるので、それぞれ簡単に解説します。

インストリーム広告

インストリーム広告は動画が始まる前や途中・終了後に再生される動画広告のことを言い、インストリーム広告の中にも視聴者がスキップできるものとスキップできないものの2種類があります。

インストリーム広告は、視聴者が広告をクリックした場合と30秒以上視聴した場合に収益が発生します。

バンパー広告

バンパー広告も動画が始まる前・途中・終了後に再生される動画広告のことを表し、再生されるタイミングはストリーム広告と同じですが動画の長さと収益発生の仕組みが異なります
バンパー広告は6秒間の短い動画広告で視聴者はスキップができず、広告がクリックされなくても1,000回の視聴で収益が発生する仕組みになっています。

ディスカバリー広告

ディスカバリー広告は以上の2つとは異なり、動画視聴中に流れる広告動画ではなく検索結果画面や関連動画スペースに表示される広告のことを指します。

この広告は文字と画像のみで構成されており、視聴者が広告をクリックすることで収益が発生します。

収益2.チャンネルメンバーシップ

YouTubeにはチャンネルメンバーシップと言うファンクラブのような機能があり、特定のチャンネルに月額料金を支払いメンバーシップに加入をすることでチャンネル運営者を支持できるという仕組みです。これも条件を満たした運営者のみ利用可能です。

視聴者はメンバーシップを有効にしているチャンネルのみに加入でき、会員はメンバー限定の動画配信の視聴や会員専用絵文字の使用など、会員限定の特典を受けることができます。メンバーシップの月額料金は90~6,000円の間から運営者が決めた5段階のレベル別になっており、高いレベルになればなるほど料金も上がり、受けられる特典も増えます。

メンバーシップで得た収入の30%は手数料としてYouTubeに支払う義務がありますが、70%は運営者の収益に繋がるため、会員が多ければ多いほど収益に繋がる仕組みになっています。

▶YouTubeメンバーシップのメリットデメリット・入会方法を解説

メンバーシップの利用資格

メンバーシップを利用するにもYouTubeパートナープログラムに加入していることが必須ですが、それ以外にも条件があります。

・チャンネル所有者の住居地が利用可能な地域に含まれている。
・チャンネルにコミュニティータブがある。
・チャンネルが子ども向けとして設定されていない。
・チャンネルにポリシーに違反する相当数の動画がない。
・チャンネル所有者(MCN も含む)が YouTube の利用規約とポリシー(関連するコマース プロダクトの付録も含む)に同意し、それらを遵守している。

YouTubeヘルプ|チャンネルメンバーシップの利用資格

収益3.PR案件

PR(企業)案件は人気YouTuberがよく行っているイメージがあると思うのですが、企業から商品のPRを依頼され、自身のチャンネルでPR動画を配信することを指します。費用はチャンネル登録者単価になっており「チャンネル登録者数×2~5円」が企業側から支払われるためチャンネルの登録者数が多ければ多いほど収益も増える仕組みです。

基本的にこのPR案件は有名YouTuberと企業のタイアップとして行われるため、知名度の高いYouTuber・運営者にならないと収益化を見込むのは難しいでしょう。

▶YouTube企業案件のやり方は?メリットと費用相場も徹底解説!

YPP審査の申し込み方法

広告収益を得るためにはYPPへの加入が必須で、申し込むにも以下の3つの条件をクリアする必要があります。厳密に言うと3つの条件を満たしていない人でも申し込み自体はできますが、加入審査を通過することが不可能なので、事実上条件のクリアが必須であるといえます。

1.18歳以上
2.チャンネル登録者数1,000人以上
3.過去12カ月の総再生時間が4,000時間以上

チャンネル登録者数が1,000人以上のためある程度の知名度や人気は欠かせないようですが、総再生回数に関しては1本10分程度の動画を投稿している場合、24000回の視聴回数があれば4,000時間をクリアできるのでそこまで難しくないといえます。

ちなみに、総再生回数はYouTubeのプロフィールアイコン→クリエイターツール→アナリティクス→再生時間で確認することができます。

YPP審査の申し込み手順

以上の3つの条件を満たした方はYouTubeから簡単にYPP加入審査に申し込むことができますが、申し込み途中でAdSenseアカウントと接続する必要があるため、スムーズに申し込めるようにAdSenseアカウントをお持ちでない方は事前に登録しておくことをおすすめします。

1.YouTubeを開く(PC推奨)
2.YouTube右上のプロフィールアイコンを開く
3.「クリエイターツール」を選択
4.画面左側の「チャンネル」を選択
5.ステータスと機能と表示された画面が開かなかったら、画面左側から「ステータスと機能」を開く
6.「収益受け取り」のブロックにある「有効にする」をクリック
7.収益化を申し込むと書かれた画面の手順に従い手続きを始める
8.最後にフォーマットの選択をして完了

手続きの手順は少し多いですが、3つの条件を満たしておりYouTubeのガイドラインに違反していなければ大体審査を通過することができるといえます。以下、YouTubeが公式に公表しているガイドラインです。

YouTubeヘルプ | 広告掲載に適したコンテンツのガイドライン

審査結果が届くまで早くて1週間~遅くて1カ月ほどの時間を要しますが、許可を下すのに悩んでいる場合は1カ月以上かかってしまう場合もあります。

審査通過のポイント

YPP加入審査に通過しやすくするためのポイントをご紹介します!
「3つの条件をクリアして申し込んだのに結果の通知が遅い!」とならないために早期で審査通過するためのポイントを把握しておくことをおすすめします。

コンテンツの質

YouTube側は、審査申し込みを受けたら最初に自動判断システムを使用し、コンテンツにポリシー違反に当たる動画がないか確認します。ここでポリシー違反に該当するコンテンツがあった場合は人間による審査をリクエストできますが、人間による審査でも不適切であると判定された場合は収益化することができないので投稿するコンテンツの質には注意が必要です。

視聴回数

視聴回数が多ければ多いほど優先的に審査される傾向にあるので、早く審査に通過したい場合は視聴回数を増やすことがポイントです。

総再生回数4,000時間以上が条件ですが、総再生回数もチャンネル登録者数も多いに越したことはありません。ある程度人気を集めてから申し込んだ方が確実に早く結果が届くでしょう。

YouTubeの収益化 | まとめ

YouTubeを収益化するための仕組みや方法を解説しました。
収益を得るためにはYouTubeパートナープログラムに加入が必須で、加入するためには条件のクリアが必要不可欠でした。

収益化を目指している方は、最初から条件や審査に通りやすいポイントを把握したうえでチャンネル運営を行うことをおすすめします。

弊社はYouTubeの運営や動画作成も行っているので「収益化したいけど視聴回数が上がらない!」「総再生回数が足りない!」という方は、是非1度ご相談ください

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駒崎 凜

監修者

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駒崎 凜

動画制作スペシャリスト

駒崎 凜

動画制作スペシャリスト

映像制作の専門学校を卒業後、フリーランスとして経験を積んだのちメディアエクシードに入社。動画編集者として自社運営チャンネル・クライアントの映像制作全般業務を担当。

これまで、プロモーションビデオ制作や採用動画などの実写動画に加え、モーショングラフィックスやインフォグラフィックスなど2D動画制作など累計300本以上の動画制作に携わる。動画の企画から撮影、編集まで映像制作全般業務をこなす対応力が強み。

現在EC事業部にて、自社ECサイトの運営とYouTubeやTikTokなどのSNSの運用にも携わり、WEBマーケティング領域まで活躍の場を広げる。

豊富な映像制作経験とECサイト運用で学んだ発想力を活かし、クライアントが抱える課題の解決を解決するだけでなく「成果につながる映像制作」を提供します。

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