マーケティングコラム

効果の高いエステサロンの集客方法6選!予約が埋まらない理由も徹底解説

エステサロンの予約が埋まらない理由から、ターゲットの選定や競合分析といった戦略の立て方、インターネット施策を中心にすぐにでも実践できる6つの集客アイデアを解説しています。

エステサロンは開業が容易な一方で、3年以内の廃業率は90%以上と言われています。

大手のエステサロンが全国に展開しているうえに、自宅でサロンとして開業することも可能と、エステサロン市場は長らく飽和状態にあります。

ただし、競合との差別化を図り綿密な戦略を立てることで、エステサロンを長く継続することが可能です。

本記事では、エステサロンの予約が埋まらない理由から集客戦略の立て方、インターネット施策を中心とした実践的な集客アイデアまで詳しく解説いたします。

【9割が開業後3年以内に廃業】エステサロンの予約が埋まらないわけ

エステサロンの予約が埋まらない3つの理由

エステサロンの予約が埋まらないのにはどういった理由があるのでしょうか?

代表的な理由を4つに絞って解説します。

接客や対応方法・サービスの質などに問題がある

まず、エステサロンの予約が埋まらない理由として、接客対応やサービスの質などに問題がある場合があります。

競合との差別化や集客を工夫する前に、大前提としてサービスの質を高めることが大切です

施術の上手さはもちろん、接客の丁寧さやタオル・使用する機器等が清潔に保たれているかも重要な要素となります。

現在はネットですぐに口コミを確認できますので、悪い評価が多くなると予約が埋まりづらくなります

特別感のあるサービスを提供することも大切ですが、まずは基本的なサービスに問題がないかを見直してみましょう。

競合との差別化が出来ておらず違いが分かりづらい

近隣の競合エステサロンと価格帯やサービスが被る場合、お客様が大幅に減ってしまうことがあります。

例えば、低価格帯のフェイシャルマッサージに強みがある店舗が同じ駅に2つある場合、どれだけサービスが良くても、2つの店舗にお客様が分かれてしまい、本来獲得できたはずの集客数が半減してしまう可能性が高まります

今後エステサロンを開業する方は、価格帯や押し出したいサービスの被る競合がいない地域での出店をオススメします。

また、すでに開業している方も、定期的に近隣の競合の分析をして状況に合わせてサービスや価格を調整する必要があります。

来店してほしいユーザー像と行っている集客方法がマッチしていない

来店するお客様の層と集客方法が合っていないことで、集客が効果的にできていない可能性があります。

年代や男女によって集客効率の良い媒体は異なります

例えば、10代後半から20代にかけてはテレビやチラシ等を見る機会は少ないため、インターネット中心の集客が効果的であるのに対し、50代以上はまだまだテレビや新聞などを日常的に見る世代のため、オフラインでの集客が重要になります。

10代~20代のユーザー像に来店してほしいのに、チラシやフリーペーパーなどを使用した広告を行っていたりするのが予約が埋まらない理由の1つです。

ターゲットに合わせて、オンライン集客かオフライン集客の方法を上手く選ぶことが大切です。

リピーター対策が疎かになっている

エステサロンを開業後、新規顧客の集客に労力をかけすぎてリピーターへのコミュニケーションや対応が疎かになっていませんか?

新規ユーザー獲得のために集客を行うのは大切ですが、集客に成功しているエステサロンこそリピーターを大切にしています。

顧客状態には一般的に「一般客」→「流行客」→「優良客」の3段階に分けられ、この「有料客」は、定期的にサービスを利用してくれたりそもそもの顧客単価が高かったりと今後の売り上げの大半を占めることになります。

売り上げの安定化を図るためにも、継続的なリピーターである「優良客」へのコミュニケーションやサービスの充実化は重要だと言えます。

集客率UP!効率良くエステサロンへ集客するポイントを解説

エステサロンを効率良く集客のための3ステップ

ここまで、エステサロンの予約が埋まらない理由を解説しました。

次に効率よくエステサロン集客を行うためのポイントを紹介します。

ターゲットを絞り込む

まず最初に、ターゲットを絞り込むことが非常に大切です。

ターゲットを絞り込むオススメの方法が、ペルソナと呼ばれるターゲットとなるユーザーの典型的な人物像を考えるやり方です。

具体的には、下記のようなイメージになります。

・性別:女性
・年齢:32歳
・職業:看護師
・年収:500万円
・趣味:料理
・情報収集メディア:Instagram、Twitter、友人との連絡はLINE
・結婚式を来年に控え、美容意識が高まっている

ペルソナを用いて集客方法を考えることで、よりユーザーに寄り添った施策を展開することが可能になります

次章で解説するインターネットの施策でも、ペルソナを考えておくことで詳細にターゲティングができます。

競合の分析を行い差別化を図る

次に、競合との差別化を図るため競合分析を行います。

前章にも記載したように、サービスが良かったとしても近隣に価格帯や強みのサービスが同じ競合がいる場合、お客様が減ってしまう可能性が高いです。

競合分析の方法として、まずは大手・個人サロンに限らず自店舗と同じ駅、隣駅までの競合を一覧にまとめます

次に各店舗について下記の4点を調査してみましょう。

・価格帯
・強みのサービス
・特徴(予約が取りやすい、スタッフが多い、カウンセリングが得意等)
・宣伝手法

この情報をまとめると自店舗と競合の立ち位置が見えてくるはずです。

自店舗に似た競合がいる場合は、高級志向でサービスをより充実させる、もしくは価格を落としてサービスをスリム化する等、強みのサービスを変えるのは難しいかもしれませんが、可能な範囲で調整することをオススメします

また、近隣の競合以外でも、似たような立ち位置の人気店がどのような方法で集客をしているのかも調査しておきましょう。

来客してほしいターゲットへのアプローチ方法を考える

最後に、ターゲットへアプローチするために最適な方法を考えます。

年代によって使用率が高い媒体は異なりますので、アプローチしたいターゲットに合わせて集客方法を決めることが大切です。

年代別で効果が高い媒体は下記になります。

年代 使用媒体
10代後半~20代 Google、Instagram、Twitter、TikTok、YouTube
30代~40代 Google、Yahoo!、Facebook、Twitter、YouTube、テレビCM
50代以上~ Yahoo!、テレビCM、チラシ

若い層にはオンライン中心の訴求、上の世代になるに連れてオフラインの訴求が大切になります。

また、サロンの特徴によっても訴求方法は異なります。

伝えたい情報量がそこまで多くない場合には、ディスプレイ広告と呼ばれる画像1枚で宣伝する方法が効率よく集客でき、反対に伝える情報量が多い場合は動画で宣伝できるYouTube広告がオススメです。

予算が充分にある場合には様々な方法を試しながら最適解を探すことができますが、限られた予算の中では先に戦略を考え抜いた上で実践する必要があります。

具体的な集客方法とは?有効的なアプローチ方法6選紹介

エステサロンの集客に有効なアプローチ方法6選

ここまで、エステサロン集客の戦略の立て方を解説いたしました。

続いて、エステサロンの集客に有効なアプローチ方法を6つご紹介しますので、前章で考えたペルソナや競合分析を基に、自店舗の集客にはどの手法が有効か考えながら集客を試してみましょう。

1.ホームページ制作

エステサロンの集客を行う際、ホームページがあるかないかは競合との差別化においても重要な点です。

エステサロンのコンセプトや特徴に合わせた美しいホームページ制作を行うことで、より自店舗に合わせた来客ユーザー層を固める事ができます。

また、10代~30代後半にかけての年代はオンライン集客がメインとなるため、ホームページを制作することによる集客効率が高まります。

なお、ホームページを制作するにあたり、以下の情報は入れておくことでさらなる集客が見込めます。

・住所や電話番号などの基本情報
・エステサロンのコンセプト
・店舗へのアクセスの詳細
・メニューや料金
・期待できる効果や細かな施術内容
・施術風景や雰囲気に合った写真
・SNSへの導線
・施術の流れ

作成したホームページに、自店舗のイメージを可視化することで来客ユーザーがよりペルソナに近しくなりリピーター率も高まるため、予算が潤沢にある場合はオススメな集客方法です。

2.ブログ更新・SEOを意識したコンテンツ作成

ホームページを制作するにはある程度の予算が必要になりますが、アメーバブログやnote・はてなブログなどのブログサイトを活用することで比較的楽に自店舗のページを作成することが可能です。

ブログサイトは日々の更新が行いやすいですが、その反面ページデザインの自由度が低い点はデメリットと言えます。

予算に限りがある場合などには、ブログサイトを使用したブログ更新は新規顧客へのアプローチに有効的です。

なお、ホームページを持っている方はホームページでのブログ更新やSEOを意識したエステに関するコンテンツを作成することもオススメです。

SEOとは、Search Engine Optimizationを略したものであり、日本語に翻訳すると「検索エンジンの最適化」となります。

GoogleやYahoo!などの検索エンジンを使って、ユーザーが特定のキーワードで検索した時に自分のWEBサイトを検索結果の上位に表示させる施策をSEOと言います。

具体的な例を挙げると、あなたが東京の恵比寿でエステサロンを新規開業したとします。

恵比寿でエステサロンを探す目的でGoogleやYahoo!を活用するユーザーは、

「恵比寿 エステ」
「恵比寿 エステサロン」
「恵比寿 エステ おすすめ」

などのキーワードで検索することが予想されます。

SEOを対策することで、このようなキーワードでホームページが検索結果の上位に表示され、検索結果を見たユーザーがホームページをクリックし、そこから来店予約やLINEへの誘導へと繋げることができるのです。

3.リスティング広告・ディスプレイ広告

SEOは検索結果から効率良く集客できる半面、施策を始めてすぐには検索上位に表示されない懸念点があります。この問題点を解決できるのがリスティング広告です。

リスティング広告とは、GoogleやYahoo!等でユーザーが検索した語句に合わせて表示される広告のことを指します。

SEOは検索上位に表示させるのに時間を要しますが、リスティング広告は店舗名をキーワードとして設定すれば、すぐに上位に表示させることが可能です。

また、店舗名で検索をするユーザーはニーズが顕在化しているため、予約に至る可能性が高いと言えます。

広告を運用するために費用はかかってしまいますが、検索上位を狙うことができ、年代問わず興味関心の高いユーザーをターゲティングできる施策ですので、優先度の高い方法です。

次にディスプレイ広告です。

ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリなどの広告枠に表示される画像や動画の広告を指します。

Yahoo!ニュース等を見ると通常の記事に混ざって「Yahoo! JAPAN広告」と小さく表示されている広告がディスプレイ広告になります。

リターゲティング(リマーケティング)

1回以上、自社のサイト(ブログ)に訪れたことがある人をターゲティングする手法です。

自社のブログに訪れたことがある人ですので、興味関心の高いユーザーに対しての配信が可能です。

ディスプレイ広告を実施するなら、まずは試すべき施策と言えます。

興味関心ターゲティング

ユーザーの年齢、地域、性別、興味関心を指定して配信する手法です。

前章でペルソナとなる人物像を考えましたが、ここでそれが生きてきます。

媒体にもよりますが、興味関心では美容に興味がある人や、独身・未婚といったターゲティングも可能です。

その他、ディスプレイ広告には様々なメニューがありますので、ペルソナや競合分析を基に検討してみてください。

4.SNSで情報発信

最近は若い世代を中心にSNSで美容の情報収集をするユーザーも増えてきています。

ここでは代表的なサービスをご紹介いたします。

各サービスで使っているユーザーの属性が異なりますので、ターゲティングしたいユーザーの使用率が高いサービスの運用をオススメします。

おすすめSNS|①Instagram

10代後半から30代までの女性に人気のサービスです。

画像中心の投稿になりますので、サービスや施術内容を分かりやすく伝えることができます

ハッシュタグやストーリー機能でユーザーと繋がりやすいのも特徴です。

特にInstagramはエステサロンのペルソナに近しいがアクティブユーザーが多いため、エステサロンのSNS運用としての第一歩としてもとてもオススメです。

おすすめSNS|②TikTok

10代後半から20代前半の若年層に人気のサービスです。

施術のビフォー・アフターやスタッフ紹介といった動画をアップすることで、ユーザーに親近感をもってもらいやすいのが特徴です。

動画編集の特別なスキルは必要なく、TikTokのアプリ内で簡単に動画を作成できます。

おすすめSNS|③X

女性、男性問わず幅広い年代で使用されているサービスです。

Xの特徴は拡散力の高さです。

施術前後のビフォー・アフターの写真を投稿し、バズれば一気に新規ユーザーに訴求することができます。

おすすめSNS|④Facebook

30代以上のビジネスマンが多く使用しているサービスで、高価格帯のエステサロンと相性の良い媒体と言えます。

Facebookページを作成すれば、予約ページを設置したエステサロンのページを作ることが可能です。

各サービス、広告の配信も可能です。

通常の投稿では基本的に自社のアカウントをフォローしているユーザーにしか投稿は表示されませんが、広告であれば上記に記載した自社サイトに訪れたことがあるユーザーや、年齢や性別、興味関心などで指定したユーザーへの配信が可能になります。

SNS運用と合わせて、広告の活用もオススメです。

5.ポータルサイトへ掲載

ポータルサイトとは、サイト内検索などから気になる店舗を探し出すことができるWEBサイトのことを指し、エステサロンでは下記のようなポータルサイトサービスが該当します。

・ホットペッパービューティー
・minimo
・Ozmall
・楽天ビューティー

基本的には掲載料を支払いサイトに情報を掲載してもらい、予約までサイト内で完結するシステムとなっていますが、掲載だけなら無料で出来る所もあります

有料プランで効果的な集客を狙う場合は定期的にエステサロンのページ設定や掲載内容の見直しが必要ですが、ブログやSNSとは異なり、1度設定してしまえば更新の必要がないのも魅力の1つです。

また、利用するユーザーの多くがエステサロンを探しているなど目的がはっきりとしているため、予約率が高い点も大きなメリットとして挙げられます。

いちからホームページ制作を行うよりも比較的容易に集客媒体を作成できるのも、ポータルサイトの良い点だと言えます。

6.Googleビジネスプロフィールへの登録

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索結果またはGoogleマップ上に表示される店舗情報を無料で登録・管理できるサービスです。

無料のサービスですが目立つ位置に表示され、写真や最新情報、施術メニューなど多くの情報を載せることができるため、登録・更新をするだけで大きな効果が期待できます。

キーワードによっては、検索エンジンの検索結果1位のサイトよりも上に表示されたり、Googleマップからの流入ができたりと、店舗の集客に大きく影響する効果が見込めますので、登録しておいて損はないサービスです。

ユーザー層を明確にして効率良く集客UP|まとめ

ここまで、エステサロン集客の予約が埋まらない理由や、ターゲット選定や競合分析といった戦略の立て方、実践的な集客方法について解説してきました。

以前は新聞やチラシ、看板といったオフラインの集客が中心でしたが、現在はインターネットを使用したオンラインの集客が主流になってきています

日々新しいサービスやシステムが作られ最適な集客方法も変化していますので、常に情報収集を続け、その時々で有効な集客方法にアップデートしていきましょう。

株式会社メディアエクシードではSEOをはじめ、広告運用やホームページ制作・運用などエステサロンのウェブ集客を全面的にサポートできるサービスを多数展開しております。

また、これまでにお客様のサイトの月間のPV数を250万以上に増やした実績や、SEO対策をきっかけに店舗数を2倍以上増やした実績などがございます。

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高橋 陸登

監修者

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高橋 陸登

マーケティングスペシャリスト

高橋 陸登

マーケティングスペシャリスト

第二新卒としてメディアエクシードに入社し1年半、制作部にてWEB制作の腕を磨く。その後SEO・広告運用などWEBマーケティング全般のスキルを約5年間に渡り身に付け、WEBコンサルティング営業担当者として事業部の責任者に就任。

デジタルコンテンツ事業部のマネージャーとして、チーム全体のマネジメントを行いながら、クライアントのWEBコンサルティングも担当している。
WEB解析ツールのコンサルティングを得意とし、特にGA4の設定・コンサルタントとして、常に新たな情報を用いたWEB解析方法を提供することに特化。

常にクライアントの課題解決につながる情報やサービスの提供を心がけております。

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