自社のサービスや商品を、効率的かつコスパ良く拡散したり認知度を上げたい、というWeb担当者の方も多いのではないでしょうか?
サービスや商品のプロモーションの中で代表的なコンテンツとしてテレビCMが挙げられますが、15秒で100万円ほどかかってしまうため気軽にできるプロモーションではないと言えるでしょう。
しかしYouTubeでのプロモーションなら、内容によってはテレビCMの何倍も費用を抑えて宣伝することが可能です。
そこで今回はYouTubeでプロモーションをするメリットや、かかる費用について詳しく解説します!
YouTubeでのプロモーションとは?
YouTubeでのプロモーションはコスパが良く、動画を見たユーザーが商品の購入やサービスを利用するケースが増えていることから、多くの企業が行っています。
「プロモーションを含みます」と左上に表示されるような動画があったり、YouTuberだけでなく企業のYouTubeチャンネルも存在します。
これらはYouTubeを使ったプロモーションになるのですが、具体的にはどのように行われているのかいくつか例を挙げてみましょう。
・美容系のYouTuberに化粧品を渡してレビューしてもらう
・期間限定で開催されるホラー系のイベントに人気のYouTuberに依頼して体験してもらう
報酬を渡す代わりにYouTuberに宣伝してもらうといった、俗にいう「案件動画」です。
プロモーション動画であることを明記しておくことで、ステマだと疑われなくなるのでユーザーにとっても印象がいいところが特徴です。
・社内で動画撮影や制作からYouTube運営を行う
・YouTube運用代行会社に依頼して、代わりにプロモーションを行ってもらう
自社で運営を行う場合はチャンネルの世界観を固めることができたり、社内で完結できるので公開する動画の自由度も上がります。
社内でYouTube運営をするリソースがなかったり、人材がいない場合はYouTube運営代行会社に依頼して運営していくことも可能です。
YouTubeでプロモーションするメリット
YouTubeでのプロモーションはコスパが良いと前述しましたが、他にはどのようなメリットがあるのでしょうか?
ここではメリットを4つ紹介します。
そもそもの利用者が多い
YouTubeは全世界で月間25億1400人、日本でも7,000万人のアクティブユーザーがいることからYouTube市場は規模が大きいことがわかります。
以下の表では各年代のYouTubeの利用率(令和4年度時点)を表しています。
年代 | YouTubeの利用率 |
---|---|
10代 | 96.4% |
20代 | 98.2% |
30代 | 94.7% |
40代 | 89.0% |
50代 | 85.3% |
60代 | 66.2% |
引用:総務省|情報通信政策研究所|情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査
日本では10代から30代の利用率は90%を超えていて、全年代を通して半数以上の人がYouTubeを毎月利用しているので、YouTubeでプロモーションを行えば多くの人に見てもらえる可能性が高いでしょう。
どんなデバイスでも閲覧可能
YouTubeはスマホ・タブレットなどの大抵のデバイスで閲覧可能なので多くの人に見てもらいやすいです。
ブラウザからもYouTubeへアクセスできるので、「アプリを入れていないと見れない」などデバイスによって動画が見れなくなるということが起きないところが特徴です。
ユーザーの分析が見れる
YouTubeアナリティクス(動画やチャンネルのアクセス解析)では主に以下のようなことがわかります。
・チャンネル登録者数の推移
・サムネイルクリック率などのリーチ
・平均視聴時間や人気の動画などのエンゲージメント
・視聴者の男女比や年齢層・地域
プロモーションを行う上でどんな訴求がユーザーに届きやすいか、何分の動画を何時に投稿するかなど戦略を立てておくことはとても重要です。
YouTubeアナリティクスを活用すれば、あらゆる角度から動画やチャンネルを分析することが可能なので、「よく見てもらえる動画はどんな動画なのか」「どこを改善すべきか」が見えてくるようになります。
ファンが増える
チャンネル登録をしたユーザーは定期的に動画を見に来ることがあるため、サービスやチャンネルのファン獲得にもなります。
チャンネルの世界観や気に入ってもらえたり、良い商品やサービスを知ることができたなど、動画からユーザーの利益が得られればチャンネル登録をしてもらいやすくなるでしょう。
チャンネル登録者数が増えれば認知拡大にもつながってくるので、自社でYouTubeチャンネル運用する場合はこのサイクルを作っていく必要があります。
YouTubeプロモーションに費用はいくらかかる?
YouTubeでのプロモーションには、自社でチャンネルを開設してPR動画を作成する方法と、YouTuberに宣伝してもらうことでユーザーをサイトに誘導してサービスの申し込みや購入を狙う方法があります。
それぞれのやり方ではどのように費用がかかるのでしょうか?
自社のYouTubeチャンネルで宣伝する場合
YouTubeチャンネルを開設するだけなら無料ですが、撮影する機材や編集ソフトなどを用意する場合はその分お金がかかります。
内製で動画制作をする場合は、大抵の企業では動画制作を兼務する形で進めることになるので、撮影・編集環境を整える費用だけでなく人件費もかかることも含めてコストを計算しましょう。
自社でYouTube運営をする
最低限撮影できるようなハンディカメラは10万円前後、性能によりますがマイクは1万円~5万円ほど、顔が自然に綺麗に見えるようになるリングライトは2,000円~1万円ほどで購入することができます。
コストを抑えたいからといって、安いもので揃えてしまうと動画のクオリティが下がってしまう可能性があるので、予算とどこまでのクオリティを求めたいかをよく考えて選びましょう。
動画編集ソフトについては初心者にはPower DirecterやFilmora、上級者にはAdobe Premire Proなどがおすすめですが、それぞれ値段や難易度も違うので扱える人がいるかどうかや社内のリソースも含めて検討する必要があります。
YouTube運営代行会社に依頼する
社内で動画制作やYouTube運営に割くリソースがない場合は、YouTube運営代行会社に依頼することをおすすめします。
動画マーケティングや動画制作のプロが運営してくれるので、内製でプロモーションを行うよりも効果が出やすいところが特徴です。
何を任せたいかによって費用は大きく変わりますが、撮影は自社で行い、企画立案から動画編集を依頼する場合は5万円~10万円ほどかかります。
株式会社メディアエクシードでは、チャンネル開設から企画・撮影・編集・分析・運営までYouTube運営をワンストップでサポートしています!
YouTuberに依頼して宣伝してもらう場合
YouTuberに依頼する場合の相場は1万~300万程度で、チャンネル登録者数などYouTuberの影響力や拡散力によって大きく値段は変わります。
依頼したいYouTuberのチャンネル登録者数×1.3円でおおよその目安となるコストが割り出せるので、概算を出す際に使用してみてください。
弊社で運営しているYouTubeチャンネル「戦国BANASHI」でもプロモーション案件を承っております。
以下のサイトからプロモーション動画実績をチェックできます!
▶戦国BANASHIチャンネルのプロモーション動画実績はこちら
YouTubeプロモーションの事例
では、実際にYouTubeのプロモーションで成功している事例にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここではプロモーションの事例を3つ紹介します。
事例①アサヒビール株式会社
アサヒビール株式会社は、人気料理系YouTuberのきまぐれクックさんとタイアップ企画を行いました。
きまぐれクックさんの動画にはほぼ毎回と言っていいほどアサヒビールが登場しているため、タイアップの動画でも普段の動画の内容とそこまで変化が無く、ユーザーの抵抗感やストレスも少ないです。
案件動画では、いつもの動画の雰囲気や内容と違うことからユーザーから避けられがちになりますが、このタイアップはそんなユーザーも歓喜してしまうほど受け入れられているところが特徴です。
事例②LOCONDO
LOCONDOと人気YouTuberヒカルさんと宮迫博之さんとのコラボ企画で、LOCONDOのCMに出るための交渉の様子をまるまる動画に収めていることから話題を呼びました。
ただのタイアップやコラボ動画とは違い、キャンペーンの透明性があるのでユーザーが購入しやすかったり、当時宮迫博之さんがYouTubeに進出したてのころでもあり影響力が強いなど、YouTuberと企業双方のメリットがしっかりあるところが特徴です。
ヒカルさんがLOCONDOのCMに出演するにはコラボの靴を完売させなければならないという条件を提示されましたが、結果として3日間で2億円売り上げて数種類完売となり、ネットでも大きな話題となりました。
事例③北欧、暮らしの道具店
北欧、暮らしの道具店は自社のYouTubeチャンネルを持っており、女優の西田尚美さんを主演とした短編ドラマを制作しています。
ドラマでは、北欧、暮らしの道具店コンセプトである“フィットする暮らしを作ろう”の通り、背伸びしない暮らしを描いています。
ドラマの内容や雰囲気・サムネイルでチャンネルの世界観を確立させていて、ナチュラルな雰囲気が好きなユーザーがハマりやすいところが特徴です。
YouTubeでのプロモーションのメリットと費用は?|まとめ
YouTubeは日本だけでも月間7,000万人が利用しており、アナリティクスを活用しながらプロモーションの戦略を練ることで、効果的にYouTubeでのプロモーションを行うことができます。
なお、YouTuberに宣伝を依頼する場合は、予算とYouTuberの拡散力や影響力と照らし合わせてコストを考えなければならない一方で、自社でチャンネル運営をする場合は、動画編集や動画撮影環境を整える費用や人件費がかかってしまいます。
社内でプロモーション動画を制作するリソースがない企業は、株式会社メディアエクシードに動画制作からYouTubeチャンネル運営までまるっと任せるのがおすすめ!
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