マーケティングコラム

キャンプ人口が減っているからこそ、やるべき集客方法を紹介!

キャンプ場数が10年連続で減少しており、キャンプ場運営において集客力アップは必須です。本記事では、キャンプ場の現状と具体的な集客戦略・成功事例を紹介しています。

1990年代にキャンプブームが起こり、1996年にはキャンプ人口が1580万人にも達したと言われています。

そして、その1990年代に子どもだった世代が大人になったことや、2018年にアニメが大ヒットした「ゆるキャン△」の影響などからキャンプ人気が再燃し、2020年頃から第二次キャンプブームが到来したと言われるようになりました。

参照:「キャンプ場」登録件数の推移

こうした状況から、残っている他のキャンプ場と差をつけるためにも集客力を上げることが必要になるので、今回はキャンプ場の集客に効果的な方法を8つ紹介します。

なぜ今キャンプ場を集客すべきなのか?

キャンプ場にテントが複数建てられてる様子

第二次キャンプブームに合わせてキャンプ人口は増加しているのに反比例してキャンプ場が減少している中、キャンプ場の稼働率自体は上がっています。

ここではキャンプ場が減少している要因や、現在のキャンプ場の利用者の状況についてまとめています。

2022年過去最高の平均キャンプ泊数・キャンプ回数

キャンプ人口は減っている一方で、増えたのは平均キャンプ泊数と平均キャンプ回数です。

2022年の1年間の平均キャンプ泊数は7.2泊、平均キャンプ回数は5.4回と過去最高の数値を記録しました。

参照:キャンプ泊数が過去最高に、平日キャンプの人気急騰へ(オートキャンプ白書2023)|旅行新聞

これはキャンパー1人当たりのキャンプ回数が増え、それぞれが長くキャンプ場に滞在していることが要因とされており、今後もこうした動きは続くことが予想されると言われています。

グランピングが若者の間で流行している

海外では2005年頃から、日本では2010年頃から、テント設営やバーベキュー道具を準備しなくても気軽にキャンプを楽しめるグランピングが流行しています。

客単価はキャンプに比べて高いものの、ホテル並みのサービスを受けられることから利用者は年々増えています。

そうした背景から、2020年は約300施設ほどだったグランピング施設が2022年には約450施設に増え、今後もその市場は拡大し続けるでしょう。

ソロキャンパーが増えている

ソロキャンパーが増えたことが、キャンプ場の稼働率が上がっている要因の1つです。

友人や家族と一緒にキャンプを利用する時は、休日や大型連休を利用することになりますが、ソロキャンプの場合は周りの都合を考える必要がないため、平日に利用できることもソロキャンパーが増えていることにつながっています。

また、YouTubeやSNSでキャンプに興味を持ったことで初心者のキャンパー自体も増えてきています。

利用者のキャンプ場の探し方

夜のキャンプ場でBBQする様子

以前はアウトドア雑誌を参考にキャンプ場を探す方も多くいましたが、発行部数が減少傾向にあります。

今や利用者はスマートフォンを利用してキャンプ場を探すことが一般的ですが、使用しているツールは人それぞれです。

その中でも利用頻度が高いツールについて紹介しているので、使用していないツールがあればぜひ導入を検討してください。

キャンプ場予約サイト

キャンプ場を利用する際、施設情報や設備も気になるところですが、やはり利用者の声が予約する上で一番参考になります。

そうした口コミ情報を知ることができるため、キャンプ場の予約サイトを見てからどの施設を利用するかを決める人が多くいます。

予約サイトには利用価格はもちろん、独自のプランも掲載することができるため、他のキャンプ場との差別化を図ることが可能です。

InstagramやXなどのSNS

InstagramやXは、10代から20代の利用率が70%を超えています。

インターネット予約サイトと同様に、利用者の感想やキャンプ時の写真を見ることができるため口コミ情報に似た性質があるとも言えます。

また、キャンプ場のアカウントを作成することで、フォロワーに対して継続的な発信ができることはもちろん、フォロワー以外にも拡散力があるツールです。

Googleマップを更新する

キャンプ利用時は、車での移動も多いため自宅からの距離を調べるためにGoogleマップを使用することが多いです。

キャンプ場の情報や写真も投稿でき、利用者が口コミや評価を投稿することができます。

また、一度訪れた場所をユーザー間でシェアすることもできるため拡散力があるツールの1つと言えるでしょう。

キャンプ場のホームページを制作する

今のインターネット社会において、ホームページを持つことは常識になっています。

全国のキャンプ場でもホームページを持っている施設は多く、利用者が知りたい情報や気になる情報を掲載しています。

ホームページ掲載情報の例

・施設の紹介
・営業時間
・料金
・予約方法
・アクセス
・イベント情報
・お問い合わせフォーム

ホームページは作ったら終わりではなく、継続的な更新が不可欠です。

情報の更新はもちろん、写真や映像を載せるなど魅力あるホームページを作ることが利用者を増やすことに繋がります。

キャンプ場の集客方法8選

親子でキャンプを楽しむ様子

キャンパーの平均年齢は42.6歳と言われていますが、近年若者の利用者も増えています。

参照:本当に”キャンプブーム”なのか?キャンプ経験に関する調査実施!

そこで、キャンプ場の集客方法にはどのようなものがあるのかや、その効果的な集客方法を8つ紹介します。

他のキャンプ場と差をつけ、新規利用者を多く獲得できるよう参考にしてみてください。

MEO対策

MEOとは、Map Engine Optimization(マップエンジン最適化)の頭文字を取った言葉で、地図検索で上位を目指すことを意味します。

Googleマップにおいて、検索順位をアップさせる施策がMEO対策です。

MEO対策で行うべきこと

・写真や動画の掲載
・口コミや評価を集める
・口コミへの返信
・最新情報への更新を怠らない

上記からわかるように、まだキャンプ場を訪れたことがない人は主に第3者の評価を軸に利用を検討するため、口コミへの対応が重要になってきます。

しかし、口コミや評価を集める際は入力することを強要したり、入力した際にインセンティブを渡したりすることは禁止されているため注意する必要があります。

口コミの中には悪い内容が入力されることもありますが、放置せずに真摯に受け止めて返信をし、改善することで印象が良くなります。

SEO対策

SEOとは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字を取った言葉で、検索エンジンの検索結果のページ上位にサイトが表示されることを目指す施策のことです。

SEO対策で行うべきこと

・利用者の知りたい情報・興味関心がある内容をブログやニュースとして掲載
・競合となる記事やホームページの調査や分析を行う
・完成した後もリライト(書き直し)を行う

キャンプに役立つ知識や、流行のアイテムなど紹介した記事を更新して、ホームページのファンを増やすことも集客につながります。

Googleの検索結果の上位に表示される記事が増えればキャンプ場の認知度も上がるため、記事のリライトも定期的に行いましょう。

上記に挙げたのは、専門知識が必要のない簡単な対策のみなので、より確実な対策を行うためには、運用代行に依頼することをおすすめします。

なっぷ・楽天トラベルなどの予約サイトへ掲載

予約サイトを経由している利用者も多いため、キャンプ場予約サイトのなっぷや楽天トラベルへの掲載は必須です。

なっぷ・楽天トラベルをはじめとする予約サイトについては、掲載料は無料となっていますが、手数料として予約された金額の7%〜10%の費用がかかる仕組みです。

ホームページのみの利用で利用客が伸び悩んでいたキャンプ場も、予約サイトへ掲載することで県外利用者が増え、売上が3倍になったケースもあるため掲載効果は高いと言えます。

InstagramやXなどのSNS運用

キャンプ人口は10代から20代の世代が増えているため、InstagramやXなどのSNSの活用が効果的です。

InstagramやXの効果的な使用方法

・利用客とコミュニケーションを取る
・いいねなどの拡散力が高いため、頻繁な更新を行う
・文字や画像・動画を使って旬な情報を投稿

InstagramやXではハッシュタグを利用することでフォロワー以外のユーザーに投稿を見てもらいやすくすることが可能です。

拡散してもらうのに効果的なハッシュタグを選定する際には、3つのテーマを意識して投稿してください。

ハッシュタグの例

・小テーマ:「#キャンペーン名」などキャンプ場独自キャンペーンのハッシュタグ
・中テーマ:「#アイテム名」などキャンプグッズの名前のハッシュタグ
・大テーマ「#〇〇好きさんと繋がりたい」など流行しているハッシュタグ

上記以外にも、英語で記載したハッシュタグをつけることで海外の方に向けて拡散することができます。

特にInstagramではハッシュタグをメインに使って投稿を検索するので、どんなハッシュタグが流行っているのか日頃からアンテナを張っておく必要があります。

インフルエンサーによる集客

インフルエンサーにキャンプ場を利用してもらうことで、直接アピールしたいターゲット層にキャンプ場の情報を伝えることができます。

特に最近増えているソロキャンパーの多くは、インフルエンサーの動画を見てはじめたというケースも少なくありません。

男性・女性ソロキャンパーや夫婦キャンパーなど様々なインフルエンサーがいますので、ターゲット層を見極めて依頼をすることをおすすめします。

夏休みなどの季節に応じたイベントの開催

小学生・中学生の長期休みの夏休みを利用したイベントも集客に効果があります。

キャンプ目的の利用客の他にも、イベント目的の利用客を増やすことも可能です。

キャンプイベントの例

・ものづくり体験
・夏野菜収穫体験
・昆虫採集
・ドラム缶風呂体験
・バウムクーヘン作り

夏休みの自由研究も兼ねた日常では体験できないような内容でイベントなら、子どもは楽しく良い思い出になり、保護者の方も自由研究を手伝ったりする手間がなくなるのでキャンプはファミリー層にも打ってつけと言えます。

長期的に見た場合、上記のイベントに参加した子どもが大人になった時にキャンパーとして利用してくれることも期待できるでしょう。

初心者が使用しやすい設備の充実

ここ数年で増えている初心者のキャンパーに向けて、設備を充実させることでリピーターの増加が見込めます。

設備が整っていれば初心者の方もキャンプを始める敷居が低くなるので、継続して通いやすくなるでしょう。

初心者のキャンパーに準備しておきたい設備

・売店が充実している
・レンタル品が充実している
・炊事場でお湯が出る
・入浴施設がある
・ゴミ捨てができる

上記のような設備が揃っていることをホームページや予約サイト・SNSなどでもお知らせすることで、新規の顧客にキャンプ場を利用してもらうきっかけにもなります。

特に売店やレンタル品など、その内訳についても詳細に載せるとより効果的です。

キャンプ場の集客成功事例を紹介

上記で紹介した戦略を実行し、集客を成功させたキャンプ場を紹介します。

ここで紹介しているキャンプ場にはホームページ・InstagramやXのアカウントがありますので、参考にしたい人はぜひチェックしてみましょう。

また、予約サイトで口コミをチェックすることで、どういった点が成功につながっているかも確認することができますので、こちらも合わせて確認をしてみてください。

北軽井沢キャンプスウィートグラス

北軽井沢キャンプスウィートグラスは、キャンプ場予約サイトのなっぷでも5点満点中4.45点の高評価を得ているキャンプ場です。

養蜂家体験などなかなか体験できない魅力的なイベントや食材セットをはじめ、家族全員で入浴できるお風呂があるなど設備も充実しています。

コテージもあるため、季節を問わず1年間通して利用することができます。

ふもとっぱらキャンプ場

ふもとっぱらキャンプ場

出典:ふもとっぱらキャンプ場 公式サイト

富士山を目の前に宿泊できる、キャンパーの聖地とも言われているふもとっぱらキャンプ場です。

利用者が多いキャンプ場ですがトイレも綺麗に清掃されており、さらに無料で利用できるお風呂があるなど魅力的な設備が整っています。

Instagramでは魅力的な写真や動画が毎日のように投稿されていて、ストーリーでイベントの告知をするなど効果的にSNSを活用しています。

高滝湖グランピングリゾート

廃校となった小学校をリノベーションして、グランピング施設にしたキャンプ場です。

ペット同伴テントや廃校を利用した設備など、家族やグループはもちろん初心者も安心して楽しむことができる点が魅力的です。

XやInstagramではキャンペーンの告知やキャンプ場の写真だけではなく、近隣の観光スポットの紹介やキャンプ時のお手軽レシピの紹介などSNSを効果的に利用しています。

キャンプ人口が減っているからこそ、やるべき集客方法|まとめ

2020年に第二次キャンプブームが来た影響もあり、キャンプは今や2人に1人は行く時代となりました。

今後もグランピング市場の拡大や設備が充実したキャンプ場が増えるなど、キャンプ業界の競争が激化することが予想されます。

また、キャンプの種類もソロキャンプやグランピングなど多様化していて幅広い層へのアプローチがカギとなるため、集客に困っている方はまず今回紹介した集客戦略8つを実行してみましょう。

株式会社メディアエクシードでは集客でお悩みの方に向けて無料相談を行っているため、自社での対応が難しいと感じている方はお気軽にお問い合わせください!

無料相談・お問い合わせはこちら

 

Web集客相談フォームはこちら!

当ブログの運営をしている株式会社メディアエクシードは、少数精鋭のWebマーケティング会社です。
一言でいえば、少数だからこその強みを生かした「痒いところに手が届く会社」です。

王道のWebマーケティングだけではなく、弊社が自社プロダクトの集客のために、独自で編み出したマーケティング手法を持っており、
そのノウハウの中からクライアント様の業態に合った最適な集客プランをご提案させていただいております。

もし、「現状のWeb施策が成約に繋がっていない、Webで効率的に新規開拓をしたい!」とお考えでしたら、お気軽にご相談ください。

お問い合わせのサービス必須 貴社名 ご担当者名必須 ご担当者名(ふりがな)必須 電話番号 メールアドレス必須 集客に利用されたいホームページのURL 検索キーワードをお知らせください お問い合わせの詳細必須

個人情報に関する同意について

上記を確認の上、ご同意いただける方は
下記の「同意」ボタンを押してください。

必須

関連記事

高橋 陸登

監修者

監修者

高橋 陸登

マーケティングスペシャリスト

高橋 陸登

マーケティングスペシャリスト

第二新卒としてメディアエクシードに入社し1年半、制作部にてWEB制作の腕を磨く。その後SEO・広告運用などWEBマーケティング全般のスキルを約5年間に渡り身に付け、WEBコンサルティング営業担当者として事業部の責任者に就任。

デジタルコンテンツ事業部のマネージャーとして、チーム全体のマネジメントを行いながら、クライアントのWEBコンサルティングも担当している。
WEB解析ツールのコンサルティングを得意とし、特にGA4の設定・コンサルタントとして、常に新たな情報を用いたWEB解析方法を提供することに特化。

常にクライアントの課題解決につながる情報やサービスの提供を心がけております。

×
TOPへ戻る