・meta refreshタグのメリット・デメリットはなに?
・meta refreshタグの設定方法が知りたい
・meta refreshタグを設定する注意点はなに?
この記事では、このような悩みにお答えします。
URLを自動で転送するために使われることがあるmeta refreshタグは、301/302リダイレクトとは違ってアクセスから転送までの時間が設定できる特徴を持つメタタグです。
ドメインやWebページのURLを変更した場合に、古いURLへのアクセスを新しいURLに転送するためにmeta refreshタグを使用します。
しかし、meta refreshタグを使用するデメリットもあるため、meta refreshタグの正しい使い方を詳しくご紹介していきます。
目次
meta refreshとは?
meta refreshタグとはWebサイトに訪問したユーザーを、こちらで指定した別のページに転送することができるメタタグのことです。
ドメインやWebページのURLを変更した場合にmeta refreshタグを古い方のURLに設置することで、アクセスしてきたユーザーを新しいURLへ転送することができます。
meta refreshタグはアクセスから転送するまでの秒数も指定することができ、「当サイトは移転しました。◯秒後に移転先へジャンプします」というような移転の案内と転送を同時に行うことができる優れた
機能を持っているメタタグです。
meta refreshの設定方法
meta refreshタグを設定するには、以下3つのポイントを覚えましょう。
・コードを書く場所
・チェックツールで確認
少しでも間違えるとエラーを起こしてしまい、Webサイトが崩壊するリスクがあるので気をつけて作業を進めてください。
それぞれのステップについて、詳しく解説していきます。
meta refreshの設定方法①|コードの書き方
meta refreshはHTMLタグとして自分のサイトのソース内にコードを埋め込み、meta refreshのコードは以下のように記述します。
「<meta http-equiv=”refresh” content=”秒数;URL=新URL”>」
「秒数」の部分に好きな数字を入力することで新しいURLに転送するまでの時間を指定することができ、半角数字で10と入力すれば10秒後に転送されます。
「当サイトは移転しました。◯秒後に移転先へジャンプします」というガイダンスを出さずにすぐ転送したい場合は、「秒数」の部分に半角数字で0と入力しましょう。
「新URL」の部分には、Webサイトに訪問したユーザーを転送したい任意のURLを記述します。
meta refreshの設定方法②|コードを書く場所
通常のHTMLタグであれば<body></body>タグの中に記述しますが、meta refreshは通常のHTMLタグとは違いmetaタグと呼ばれるものになるので<head></head>タグ内に記述する必要があります。
<head></head>タグ内であればどこに記述しても構いませんが、後々ソースコードを変更する時に自身で把握しやすいように</head>の直前に記述するのがおすすめです。
おすすめの記述場所と記述方法の例を以下に記します。
/*meta refreshコード*/
「<meta http-equiv=”refresh” content=”秒数;URL=新URL”>」
</head>
meta refreshタグの直前に「/*〇〇*/」を使って任意のコメントを残しておくと、ソースコードを変更する際にすぐmeta refreshタグを探し出せるので合わせて記述しておくのがおすすめです。
meta refreshの設定方法③|チェックツールで確認
meta refreshを設定したURLが不具合を起こさずにリダイレクトされているかを確認する簡単な方法は、アドレスバーに古い方のURLを入力することです。
古い方のURLを入力して新しい方のURLに飛ばされれば無事にmeta refreshタグが機能していますが、外部ツールを使用して安全にチェックできる方法もあります。
普段使用しているブラウザのデベロッパーツールを使用する方法で、Google Chromeでは「Network」というタブでリダイレクトのチェックが可能です。
下記の手順でデベロッパーツールを起動できます。
②上のタブの「Network」をクリックする
③「Network」のすぐ下にある「Preserve log」にチェックを入れる
④アドレスバーにテストしたい古い方のURLを入力する
⑤ログをチェックする
⑥ステータス欄をチェックする(404になっていなければ成功です)
他にもGoogle Chromeには、「Redirect Path」という拡張機能を使用してリダイレクトをチェックする方法もあります。
meta refreshを設定する注意点
meta refreshタグを設定する場合は、次の3つのポイントに注意して設定を行いましょう。
・ユーザビリティ低下のリスクがある
・SEO評価が引き継がれないケースもある
meta refreshタグの使用は基本的に推奨されていませんので、それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
meta refreshを設定する注意点①|基本は301/302リダイレクトを使用する
301/302リダイレクトはGoogleが奨励しているリダイレクト方法であるため、古い方のURLのSEO評価を新しい方のURLに引き継ぐことが可能です。
301/302リダイレクトであれば古い方のページを削除しても転送が実行されるので、サイト管理が楽になるメリットもあります。
meta refreshを設定する注意点②|ユーザビリティ低下のリスクがある
古い方のURLにアクセスしてきたユーザーが、記事を読んでいる最中に新しい方のURLに飛ばされてしまう事態が起こり得ます。
せっかく途中まで記事を読み進めていたのに、また冒頭からスクロールしなければならない事態になれば、ユーザーの満足度を低下させ離脱の原因にもなるでしょう。
このようなユーザビリティ低下のリスクを回避するために、遷移時間を0秒に設定しておくことがおすすめです。
meta refreshを設定する注意点③|SEO評価が引き継がれないケースもある
meta refreshはGoogleが奨励しているリダイレクト方法ではないため、ページの移動が検索エンジンのクローラーに伝わらない可能性があります。
古い方のURLがSEO評価を受けている場合には、301/302リダイレクトを使用するのがおすすめです。
meta refresh|まとめ
meta refreshタグはGoogleに奨励されていないリダイレクト方法であるため、301/302リダイレクトができない最悪の場合にのみ使用するのがおすすめです。
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