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【集客担当必見!】ホテルの集客力を上げる効果的な戦略6選!

競争激化のホテル業界では、競合に差をつけるためにサービスの質の向上に加えて、集客力を高めることが必要です。
本記事では、具体的な戦略と成功事例を紹介しています。

2020年のコロナ感染拡大から約3年が経った現在では国内外問わず旅行者数が回復しており、今後も増えると予想されています。

そんな国内外の旅行で欠かせないのは、宿泊施設です。

特にホテル軒数が増えており、各ホテルが集客のために様々な施策を行っているので、「自分のホテルではどのように集客を行えばいいんだろう」などホテルの集客方法に困っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、競合のホテルと差をつけるために、集客力を上げる効果的な戦略を6つご紹介します。

2023年のホテル利用状況について

ホテルに着いた旅行客

2023年のホテル利用状況についてまとめました。

今年の利用状況が昨年と比べてどのように変化しているのか、また宿泊施設数の変動についてもお伝えします。

競争が激化しているホテル業界だからこそ、集客力を上げる必要があります。

2022年の同月比較で宿泊者数が1.3倍以上増加

観光庁が行った「旅行・観光消費動向調査」の結果によると、コロナウイルス感染拡大による行動制限が解除された影響で、2023年の旅行者数は2022年に比べ大幅に増えていることがわかりました。

それに伴い、ホテルの宿泊者数も前年度同月比較で1.3倍以上となっており、2023年6月の延べ宿泊者数はコロナウイルス流行前の2019年同月よりも増えている状況です。

このことから、今後も旅行者やホテルの宿泊者数は増加することが予想されます。

ホテル軒数は倍増

国内の宿泊施設においては旅館数が30年間で半減している中、ホテル軒数は倍増しています。

新しいホテルほど設備・環境がより良いものへ変わり、他のホテルと差をつけやすくなるため、既存のホテルで集客に困っている場合は、これから新たな策を打つことが必要だと言えます。

また、ホテル軒数が倍増したことで他のホテルとの競争が激化し、利用客の取り合いとなるため集客力の向上はホテル経営にとって必要不可欠です。

利用客がホテルを選ぶ際に使うツールとは?

PCで検索する様子

ホテルの利用客の年齢層は幅が広いこともあり、ターゲットの年齢層によって情報を得るために使うツールは異なります。

その中でも使用頻度の高いツールについて紹介しているので、使用していないツールがあればぜひ導入を検討してみてください。

1.楽天トラベル・じゃらんなどの予約サイト

ホテル利用客が宿泊先を選ぶ際に最もよく使用されるツールは、楽天トラベル・じゃらんなどの予約サイトでの情報です。

価格やプランを知ることができるのはもちろんですが、口コミから利用客の声やそのホテルがどれだけ人気なのかがわかるところもよく使用される要因の1つとなっています。

また、ポータルサイトを使用することで独自の宿泊プランや価格帯で競合と差をつけることが可能です。

2.ホームページ・Instagram・X

Instagram・XなどのSNSやホームページは、宿泊を検討する際の情報収集のために使用されることが多いです。

ホームページがあるホテルは多くありますが、近年InstagramやXで情報発信をするホテルが増えています。

InstagramやXの発信内容の例
・継続的にホテルの施設や部屋・食事のおしゃれな写真投稿をする
・お得なキャンペーン情報
・「地名+旅行」などの人気のハッシュタグを使う

InstagramやXは、フォロワーに対して継続的な情報の発信ができるだけでなく、フォロワー以外への拡散力があるツールです。

自社での発信が難しい場合には、運用代行会社に依頼することもできます。

3.旅行雑誌・旅行メディア

旅行の計画を立てる際に、ホテルの情報や地域のおすすめスポット・旅行プランを紹介している旅行メディアをチェックする人も増えています。

ホテル会社が作成している旅行メディアもあり、魅力的な写真や情報を発信することでホテルの予約に繋げています。

40代以上の中高年の方の中には、旅行の計画を立てるためにインターネットだけでなく雑誌を購入して、宿泊先や訪問したい観光スポットなどを検討する方もいます。

雑誌の中で紹介されているホテルを利用するということも少なくありません。

また、雑誌については書籍版だけではなく電子版があるケースも増え、手軽に読むことができるため利用されています。

ホテルの集客力を上げる戦略6選

案内するホテルマン

時代とともに、ホテルの集客方法も変化をしています。

パソコンやスマートフォンから情報を得る中、集客力を上げるにはどのような方法があるのでしょうか?

ここでは他のホテルとの差をつけるために行うべき戦略を6つご紹介します。

1.口コミなど利用客の声から強みと弱みを分析

ホテルの集客力を上げるためには、まず利用客がどのように感じたかを知ることが非常に大切です。

一定数の口コミ評価が集まったら、それぞれの内容を分析してご自身のホテルの強み・弱みを知るところから始めましょう。

自分たちにとってこだわりがある部分も、実は利用客からは良い評判を得られていないということもあるためです。

批判的な視点を持たず真摯に受け入れて、些細なことでも改善していく必要があります。

2.ホテル利用客のニーズを知る

利用客のニーズを知ることで、適切なサービスを提供することができるようになります。

ご自身のホテル利用客にどのようなニーズがあるのかどうかは、ホテル利用時にアンケートを記入してもらうことでわかる場合があります。

実際に厚生労働省がとった「同じ旅館やホテルの複数回利用者が重視する宿泊施設の条件」では以下が上位の項目となっています。

・宿泊料金が手頃
・立地や交通のアクセスがよい
・食事の内容がよい
・サービスが充実していて質も高い

立地は変えることが難しいものですが、その他の項目は見直すことができるので、集客で苦労している際はこうした点も参考にして改善を図っていきましょう。

以下は改善内容の例です。

改善内容の例
・食材の産地にこだわってメニューを充実させたり、ビュッフェ式に変更してみる
・夏休みやお盆、年末年始など季節性のキャンペーンを打って割引などを行う
・アメニティを充実させる

バイキングビュッフェの食事のみの利用やビアガーデンの開催などを通じて、ホテルの認知拡大することができ、新規利用客の獲得に繋がります。

アメニティもブランド物を採用し、スキンケアやボディケアを充実させることで女性客の興味を惹くことができます。

3.SNSコンテンツの利用

SNSを使用した集客は、インターネットが中心となった生活を送る現代では必要不可欠なものです。

ただし、各SNSで使用している世代の割合が異なるため、ターゲットとする年齢層に応じて使い分けると効果的に集客を行うことができます。

LINE公式アカウント

LINEは全世代で利用率が最も高いSNSで、10代から70代の利用率が80%を超えているところが特徴です。

LINEを日常的に利用している人が多く、開封率はメールマガジンの2〜6倍と言われているため、タイムリーな情報発信に効果があります。

主な使用方法
・利用客とつながりを持ち、コミュニケーションを取る
・リアルタイムな情報発信を継続的に行う

普段使用しているLINEと同じようにやり取りができるため、メッセージでの予約受付やホテル利用の際の質問の回答など利用客とのコミュニケーションが取りやすくなり、ニーズに応えやすい環境を作り出すことが可能です。

X(元Twitter)は、LINEに次いで日本で2番目に利用者が多いSNSです。

10代から20代のXの利用率は約80%で30代も50%を超えているため、運用すればキャンペーンのPRなどを通してホテルの認知拡大が見込めます。

主な使用方法
・利用客とコミュニケーションを取る
・いいねやリツイートでの拡散力が高いため、頻繁な更新を行う
・文字や画像・動画を使って旬な情報を投稿

上記のように集客に適した使い方ができるXですが、企業アカウントを作る際にはアカウントの誕生日設定に注意しましょう。

Xの利用規約には13歳以上であることが記載されているため、アカウント作成時に設定した年齢が13歳未満だとアカウントが凍結されてしまい、使えなくなってしまいます。

創業20年の老舗旅館やホテルの場合は問題ありませんが、比較的新しいホテルは誕生日を設定しないことをおすすめします。

Instagram

Instagramは10代から20代の約70%が利用し、30代も利用率が50%を超える若年層に人気のSNSです。

画像や動画の投稿がメインとなるため、国内のみならず海外の方にもホテルの魅力を伝えることができます。

主な使用方法
・画像投稿がメインとなるため、視覚的な情報伝達を行う
・ストーリー機能を使って限定情報やキャンペーンの告知を行う

InstagramはXに比べて拡散されにくいため、フォロワー以外のユーザーに投稿を見てもらうためには効果的なハッシュタグを選定する必要があります。

ハッシュタグを選定する際には、3つのテーマを意識して投稿してください。

ハッシュタグの例
・小テーマ:「#ホテル名」など企業アカウント独自のハッシュタグ
・中テーマ:「#カテゴリー」など投稿写真に関するハッシュタグ
・大テーマ「#〇〇好きさんと繋がりたり」などInstagram内で流行しているハッシュタグ

上記以外にも、英語で記載したハッシュタグをつけることで海外の方に向けて拡散することができます。

4.ホームページ改善・コンテンツの充実

ホームページは、そのホテルのパンフレットと同じ役割を持つものです。

魅力的なホームページは集客力を高めることにつながるため、新規情報の更新やサイトの改修は集客状況を見ながら定期的に行いましょう。

ホームページの改善・コンテンツの充実例
・使いやすい予約システム
・スマホ対応
・ブログ記事でホテルの情報だけでなく地域情報や観光情報など配信

ボタンを押しやすくしたり、スマホやタブレットなどどのデバイスでも見やすく改善することは、予約をせずにホームページから離脱してしまうことを防ぐために効果的な対策です。

また、ブログ記事ではホテルのイベント情報だけではなく地域・観光情報などを書くことで、観光情報を目当てにサイトを訪れる層にも認知してもらえるため、観光情報についてもまめに更新することをおすすめします。

また、地域・観光情報を地域に根付いたホテルが配信することで、その記事の信頼性が高くなり、Googleの検索結果でも上位に表示されやすくなります。

上位表示されることでホームページのアクセス数も増えるため、ホテルの集客につなげることが可能です。

5.イベントの開催

ホテルの集客では、日帰りのイベントを開催するなど宿泊以外の方法も効果的です。

例えば、子ども向けのイベントとして「縁日体験」や季節のイベントとして「ビアガーデン」などの開催があります。

宿泊するよりも安価にホテルのサービスや環境を知ることができるので、そこで満足してもらうことができれば、旅行時に利用するホテルの候補に挙がりやすくなるでしょう。

6.インフルエンサーによる集客

インフルエンサーに依頼してホテルを紹介してもらうことで、直接アピールしたいターゲット層にご自身のホテルについての情報を伝えることができます。

また、SNSの拡散力からインフルエンサーのフォロワーだけでなく、より多くの方にアピールすることができるためホテルの集客に効果的です。

▶マーケティングに必要なインフルエンサーとは?種類やメリットとは

ホテルの集客成功事例を紹介

上記で紹介した戦略を実行し、集客を成功させたホテルを3軒紹介します。

各ホテルが強みを生かし、情報を効果的に発信していることが成功につながっています。

また、紹介するホテルにはホームページ・Instagram・Xのアカウントがありますので、参考にしたい人はぜひチェックしてみましょう。

Instagramを活用した成功事例1:マンダリン オリエンタル 東京

マンダリン オリエンタル 東京は、9年連続で5つ星を獲得しているホテルです。

Instagramでの投稿は、昨今増えてきている外国人観光客でも内容がわかるようにそれぞれ英語と日本語で本文が表記されています。

キャンペーンやイベントの発信だけではなく、ホテルの様子や働いているスタッフも紹介するなど、「行ってみたい」とユーザーに思わせるような投稿を継続的に行うことでInstagramを活用しています。

Instagramを活用した成功事例2:星野リゾート

1914年に創業した星野リゾートは100年以上の歴史がある総合型リゾートです。

Instagramでは、フォロワーが45万人を超えるモデルでインフルエンサーの宮城舞さんが紹介していることでも有名です。

家族旅行の写真を投稿することで、ファミリー層に刺さるようにプロモーションしています。

また、星野リゾートのInstagram公式アカウントもフォロワーが16万人を超えており、ストーリーでキャンペーンを告知するなど効果的にSNSを活用しています。

Xを活用した成功事例3:ドーミーイン

ドーミーインは日本全国に約90店舗ある、ビジネスホテルチェーンです。

天然温泉や露天風呂がほとんどの施設にあることや、ご当地メニューがある朝食のクオリティの高さからリピーターが多いことで知られています。

また、「夜鳴きそば」など夜21時半から23時に無料提供されるラーメンがあるなど、サービスが充実している点でも集客につながっています。

ホテルの集客力を上げる効果的な戦略|まとめ

今後も、国内旅行者はもちろん国外からの旅行者も増えて、より一層ホテル利用客は増えることが予想されます。

集客に困っている方は積極的にSNSを活用したり、サービスを充実させるなど今回紹介した方法を実行してみてください。

ただし、これらの方法を試したからといってすぐに効果が出るわけではないので継続して取り組むこと、必要に応じて改良することが必要となります。

また、ホテル運営においては従業員の方の協力も不可欠です。

どうしたらより良いホテルとなるか、これまで以上に集客することができるかを常に考え、共に行動することが大切です。

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この記事を書いた人

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一言でいえば、少数だからこその強みを生かした「痒いところに手が届く会社」です。

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