YouTubeで動画を見ていると、冒頭や途中で流れてくる動画広告を目にします。
2020年は外出自粛の影響で、YouTubeを利用するユーザーが急速に増えました。
Googleの調査によれば、日本で2020年9月にYouTubeを利用した人の数は、なんと月間6,500万人を超えたと発表され、広告を掲載する企業の数も増えているといいます。
出典:月間 6,500 万ユーザーを超えた YouTube、2020 年の国内利用実態──テレビでの利用も 2 倍に
そこで、今回の記事ではYouTube広告を運用する前に知っておきたい「YouTube広告はどのように配信されているのか?」「広告の種類はどれくらいあるのか?」などを解説していきます。
▶YouTube広告の運用代行会社10選!広告の種類も詳しく解説
目次
動画広告市場は2021年も成長の見込み
サイバーエージェントとデジタルインファクトの調査によれば、2020年の国内動画広告の市場は、2,954億円に到達する見込みで、前年対比114%の成長となりました。
さらに、2021年には約31%も増え、3,889億円に到達すると予想されており、その成長は続いていくようです。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、外出自粛の影響によって、巣ごもり需要が高まったため、動画コンテンツを視聴する時間も大きく増えています。
今後、5Gの普及も開始され、2021年も動画コンテンツ視聴が増え、広告も引き続き成長を継続することが考えられます。
YouTube広告の仕組み
まず、YouTube広告とは、YouTubeに掲載される動画広告です。
Google広告の管理画面から設定、掲載、管理するため、Google広告アカウントを作成する必要があります。
YouTube広告において、料金が発生するタイミングは、基本的に「ユーザーが広告を自発的に視聴したとき」です。
例えば、視聴者が再生された広告をスキップしないで30秒以上見た場合や、サムネイルの画像をクリックした場合などが挙げられます。
料金の相場は1回の再生で3~20円程度です。
ただし、業界や商品の単価などにより、平均単価は変動します。
予算は安価での設定が可能
YouTube広告の予算は、最安値で1円からの設定が可能です。
ほとんどの企業は1日の予算を1,000円に設定して、運用をスタートさせているようです。
まずは、多くの費用をかけずにチャレンジでき、様子を見ながら調整することが可能といえます。
YouTube広告の種類と目安の料金形態
YouTube広告には動画フォーマットの種類がいくつかあります。
それぞれの特徴や目安の料金を紹介します。
- スキップ可能なインストリーム広告
- スキップ不可のインストリーム広告
- TrueView ディスカバリー広告
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
▶YouTubu広告のメリットとは?広告の種類と注意点を詳しく解説
スキップ可能なインストリーム広告
スキップ可能なインストリーム広告は、視聴者が見たい動画を視聴している途中や前後に、画面上に表示される動画広告です。5秒経つとスキップのボタンが表示され、視聴者の興味がない場合はスキップできます。
料金
視聴者が広告動画を30秒間視聴したタイミングで料金がかかります。30秒未満の広告動画であれば最後まで視聴した場合、課金対象となります。料金の目安は1回の再生で3~20円です。
メリット
スキップ可能なインストリーム広告は、必ず冒頭5秒は視聴されるため、商品の認知度をあげたり、購買する可能性があるユーザーにアプローチできます。
視聴者側もスキップできるので、ストレスもかかりにくいです。
また、30秒以内にスキップされた場合は料金がかからず、コストを抑えることができます。
スキップ不可のインストリーム広告
スキップができないインストリーム広告も動画の再生中や前後に、画面に表示される動画広告です。
15秒以下の短い動画広告です。広告は最初から最後まで視聴されます。
料金
広告の表示回数(インプレッション数)によって料金がかかります。広告表示1,000回あたりの平均額を設定して入札する方法です。
メリット
スキップ不可のインストリーム広告は短い動画を最後まで視聴してもらえるため、商品の認知度を高めて、リーチの拡大が期待できます。
TrueView ディスカバリー広告
TrueView ディスカバリー広告は視聴者が見たい動画を探しているとき、関連動画横や検索結果部分、モバイル版YouTubeのトップページに表示されます。視聴者が広告の文やサムネイル画像を見て、興味があればクリックして動画が再生されます。
料金
視聴者がサムネイル画像をクリックし、動画広告が視聴された場合にのみ費用が発生します。
料金の目安は1クリックの再生で3~20円です。
メリット
ディスカバリー広告は視聴者自身が興味を持ち、クリックすることにより動画が再生されます。
リーチ数は少ないですが、購買意欲の強い視聴者と繋がることができるため、コンバージョン率が高まります。また、視聴者がクリックしない限り、料金が発生しません。
バンパー広告
バンパー広告は動画の冒頭や終わり、または途中に表示されます。
6秒以内で再生される短い動画広告です。スキップはできません。
料金
広告の表示回数(インプレッション数)によって課金されます。広告表示1,000回あたりの平均額を設定して入札する方法です。そのため、料金は費用をかけるほど多くの視聴者の目に届けられますが、費用対効果を見ながら設定することが大事です。
メリット
バンパー広告はスキップができないため、多くの視聴者に広告を見てもらえます。
かなり短い動画なので、ユーザーのストレスも少なく、嫌われにくいようです。
伝えたいことを簡潔にPRできます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、YouTube以外のGoogleの動画パートナーサイトやアプリで表示されるモバイル専用の広告です。音声なしで動画が再生がスタートし、ユーザーがタップするとミュートが解除されます。
料金
広告動画が2秒以上再生された場合、料金がかかります。
メリット
アウストリーム広告は、より多くの顧客へのリーチ拡大を目的としており、リーズナブルな費用ではじめられます。
YouTube以外で広告動画が配信されるので、新たなユーザー層の獲得が見込めます。
マストヘッド広告
マストヘッド広告は、YouTubeホーム画面の上部に表示される動画広告です。
最大30秒間、ミュートで再生されます。ミュートボタンをタップし解除できます。
Googleの営業担当者を通じて、事前に広告枠を予約してからの出稿となります。
料金
1日の予算設定で課金される日別単価制か、広告のインプレッション数(表示回数)によって課金されます。
メリット
短期間で大幅なリーチの拡大や認知度の向上に適しています。
YouTube広告の費用対効果
YouTube広告は、費用対効果が高いと言えます。
その理由として、主に以下の3点が挙げられます。
視聴者が見たい動画を再生すると、半強制的に広告が再生されるため、自社の商品やサービスを知らないユーザーへの認知拡大が見込めます。
YouTube広告はもともとの予算をあまりかけずに、テスト配信しながら予算の調整が可能です。
また、課金のタイミングは視聴者の再生時間や回数が一定の決まりに達したときのみです。
地域や時間、年齢、性別などを指定して広告が配信できるので、ターゲットを絞ってアプローチすることが可能です。
商品やサービスに見合ったユーザーを狙い、購入の意向を後押しする効果が期待できます。
YouTube広告の費用はどのくらい?広告の種類や費用対効果|まとめ
今回は、YouTube広告の仕組みや種類、費用対効果などを紹介しました。
「商品を売りたい」「サービスを知ってもらいたい」など目的に応じて、広告の種類を選べて、意外にも低コストから始められるYouTube広告。
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