クオリティアップデートは、コンテンツの品質向上を目的としたGoogleアルゴリズムのアップデートの1つです。
パンダアップデートやペンギンアップデートのように一部のサイト・コンテンツを対象としたものではなく、Googleアルゴリズムの根本を変更したアップデートとなります。
今回は、クオリティアップデートとは何か、順位変動を受けた対象、SEO対策などについて紹介していきます。
目次
クオリティアップデートとは
クオリティアップデートは「コンテンツの品質」を向上させる目的で、2015年5月実施されたGoogelアルゴリズムのアップデートです。
Googleはアルゴリズムのアップデートを公表することは少ないですが、クオリティアップデートはGoogleが「Search Engine Land」の質問に対して認めた数少ないアップデートと言えます。
※参照ページはこちらになります。
パンダアップデートとの違い
パンダアップデートは、ページやサイトを対象にしたアルゴリズムでしたが、クオリティアップデートは中核であるアルゴリズムそのものを変更しました。
クオリティアップデートは、評価の基準を変えたのではなく、評価するアルゴリズム全体を対象としたアップデートとなります。
パンダアップデートとクオリティアップデートは、内容自体の違いはほぼないと言えますが「アルゴリズムが適用された範囲」に違いがあると考えられます。
パンダアップデートについての詳しい内容は、こちらからご覧ください。
▶SEOはユーザーファーストの時代!パンダアップデートについて
クオリティアップデートで順位変動を受けた対象
クオリティアップデートでは、主に「バイラルメディア」「まとめサイト」「動画まとめサイト」などが順位変動の影響を受けたと言われています。
引用や画像・動画のみのサイトや、ユーザーにとってメリットのないコンテンツを大量に作成していたサイト・ページが対象となったようです。
もちろん、すべてのサイトが対象となったわけではなく、あくまでもGoogleが判断したサイトが対象となりました。
そこでクオリティアップデート以降、順位変動を受けた対象について紹介していきます。
コピーコンテンツ
他のサイトからコピーしたコンテンツは対象となりました。
類似サイトが検索結果に表示されたとしても、ユーザーの利便性向上にはつながりません。
コンテンツ作成には、ユーザーに寄り添った専門性や権威性ある独自の付加価値が必要だと言えます。
過剰広告
広告収入を目的として、過剰に広告を貼り付けていませんか?
ユーザーの操作を邪魔する過剰な広告は、順位変動の対象となります。
また、インタースティシャル広告など強制的に表示される広告についても順位変動の対象となるでしょう。
インタースティシャル広告についての詳しい内容は、こちらからご覧ください。
▶煩わしい広告とおさらば!インタースティシャルアップデート!
低品質なサイトからの被リンク
低品質なサイトから大量にリンクが張り付けられているサイトは、順位変動の対象となります。
自身が運営するサイトのコンテンツの質が高かったとしても、低品質なサイトから大量に被リンクを受けていた場合、Googleからの評価は下がってしまいます。
被リンク対策は、しっかり精査し、良質な被リンクの獲得を目指しましょう。
内容に乏しいページ
内容が乏しく薄っぺらいページは、順位変動の対象となります。
ユーザーの目線で考えると、内容が乏しく情報量が少ないページでは満足できる体験を得ることができません。
何よりも第一に、ユーザビリティのあるコンテンツ作成が必須と言えるでしょう。
クオリティアップデートのSEO対策
クオリティアップデートによって順位を落とさないためには、「ユーザーファーストなコンテンツ」を継続して作成する必要があります。
ユーザビリティの高いコンテンツ、もしくはユーザーに有益なコンテンツとはどのようなものでしょうか。
ここでは、クオリティアップデートのSEO対策について紹介します。
ユーザーのニーズに応えたコンテンツ
ユーザーが何を求めて、コンテンツを探しているのかを考えたコンテンツ作りが重要です。
あくまでもユーザーに寄り添った視点に立って、ユーザーが抱える疑問やニーズに応えるコンテンツ作成を心がけましょう。
オリジナリティのあるコンテンツ
先述で順位変動を受ける対象として「コピーコンテンツ」を挙げましたが、逆に高く評価されるページとしてオリジナリティのあるコンテンツが求められます。
検索ユーザーにとって、役に立つ質の高いコンテンツを提供することを意識して、サイトを運営することが重要だと言えるでしょう。
有益な情報を発信しているコンテンツ
自身が発信している情報は、権威性や専門性が高く、信頼が担保されている情報でしょうか?
権威性や専門性、信頼性に欠けた情報を発信しているコンテンツは、Googleから評価の対象となりません。
逆に権威性や専門性、信頼性のあるコンテンツにおいては、検索結果の上位表示につながると言えます。
もし順位変動の影響を受けてしまったら
もし、クオリティアップデートに順位変動の影響を受けてしまった場合、既存のコンテンツの品質を高める必要があります。
先述したクオリティアップデートで順位変動の影響を受けた対象についてチェックしながら、該当するものを改善しましょう。
Googleの品質に関するガイドラインに沿った上で、検索ユーザーにとって有益かつ役に立つコンテンツを作成し、質の高いサイトを運営していくことが何よりも大切だと言えるでしょう。
クオリティアップデートについて|まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、クオリティアップデートとは何か、順位変動の影響を受けた対象、SEO対策について紹介しました
クオリティアップデートによって過剰広告、低品質なコンテンツを掲載しているページはGoogleから低評価を受け検索順位が下がりました。
クオリティアップデートは、パンダアップデートの特定のページやサイトを対象としたアルゴリズムではなく、アルゴリズム全体を対象としたアップデートです。
クオリティアップデートによってサイトの評価を落とさないためには、「ユーザーファーストなコンテンツ」を継続して作成する必要があるでしょう。
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